(写真は前列中村さん・大野さん、後列乾さん・パンミョンヂャさん)
2010年3月11日木曜日「まちはイキイキきらめきタイム」担当:あっちゃんこと乾あつ子、こころ美人のパク・ミョンヂャ。
ゲスト:姫路方面より2人。大野恭子さん、中村雅子さん。
今日掛けた曲
1、「コヒャンエポム・故郷の春」岩田愛子。
2、「ラブストーリー」テーラー・スイフト。
3、世界の国歌、今日はスペイン、「王の行進」。
4、生演奏・「まあの」こと中村雅子さん。
<北の新地の四方山話>
あっちゃんが荘川へ春スキーに行ってきました。あの辺はやはり名古屋圏だと思ったのは牛丼が赤みそだったので驚き!! ダム建設で移植せざるを得なかった2本の桜の木も見てきたがリッパな木だった。
<情報お知らせ>・韓国の芸術団「クンドゥル」姫路などで。
・映画「ヒロシマ・ピョンヤン」、被爆者をテーマにしたドキュメンタリー映画。主催:人権と平和を考える枚方映画の会。
・講演会「内なる排外主義との更なる闘い、朝鮮を語る」。京都法然院にて。主催:朝鮮に暮らす人たちに医療支援の会。
<ヨロガジイヤギ>
★大野さんのお話。
星野文昭さんの再審を要求する運動に携わっている。星野さんは沖縄に基地のない返還を願って返還運動をしていた。デモに参加していた時リーダーの一人だった星野さんが警官を投打した実行犯で逮捕され、殺人罪で無期懲役の刑を言い渡された。物的証拠がない上、服装の色などわずかな捜査段階の証言だけで刑が決まった。しかし星野さんの当日の服装は証言者の言う色とは違う色の服装だった。様々な状況から冤罪と信じている。
裁判所は裁判のやり直しなどはいわば面子に関わることなので、再審請求がなかなか実現しない。徳島の刑務所に35年も刑に服している。星野さんは支援者だった女性と結婚して20年。星野さんが絵を描き妻のあきこさんは詩を書き一冊の本を出版した。彼の絵は優しく夢のある色使いだ。再審請求のために署名運動を繰り広げている。
★中村さんのお話。
「非暴力で平和を」という活動をしている。湾岸戦争で劣化ウランの放射能被害で白血病や亡くなっている子どもたちが悲惨な目に合っていることを知って、イラクの子どもたちへの医療支援のカンパなどをしている。薬、医療器具を購入、イラクの医者を日本に呼んで研修を受けさせるなど。また「イラク戦争の調査委員会設立を求めるアピール」は以下のような要求をしている。
・イラク戦争支持の政府判断に関する見直し。・自衛隊イラク派遣の判断の是非。・イラク復興支援への日本の関わり、の3点を検証する独立第三者委員会を政府が設立すること。
・この委員会は事実関係について情報開示や調査を行い、道義的法的な責任の所在を明らかにすること。・調査委員会による検証やそのプロセスの最終報告が最大限公開され、誰にでもアクセスできるようにすること。・検証による最終報告を受けての日本政府の見解を国内外に発表するとともに必要とされる人道支援、被害者支援を行うこと。
となっている。多くの人にこれらの賛同人になって欲しい。
経済的・時間的・そして社会的地位もない(だろうと察する)か細い女性二人が、それぞれ地道ながらもなんと大きなことに向かって活動をしていることでしょう。皆さん応援してあげましょうね。
今日の4曲目は、シンガーソングライターの「まあの」こと、中村さんのウクレレの弾き語り、「眠れない訳」。
<エンディングトーク>
高校の「授業料無償化」導入を朝鮮学校を対象からはずすという。どう考えても差別ではないか。あちらこちらで「多文化共生」ということばが大きく叫ばれている今日、そのことばがなんと薄っぺらに聞こえることか。朴明子記