「やさしい日本語ってなに?」放送開始2016年1月17日「1.17」会場から~


2016年1月17日日曜日の「1.17KOBEに灯りをinながた」会場から「やさしい日本語ってなに?」がはじまりました。第1話は京都工藝繊維大学教授で「やさしい日本語研究会」の水野義道さんに「やさしい日本語」の概念とその生まれたきっかけをまず語っていただきました。
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「やさしい日本語ってなに?」
だれもが安心で安全に暮らしていけるまちを創るために!

 

「やさしい日本語」とは、普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。これは、地震などの災害が起ったときに役立つことばです。
1995年の阪神淡路大震災の時、地域で共に暮らす外国人の使う言語の数は、すでに予想をはるかに上回る数になっていました。
しかしながらこのようにたくさんの違うことばを使う人々がまちに溢れていながら、災害の時、日本語以外のことばで情報発信するという意識はまだまだ薄く、その整備はできていませんでした。
(財)都市防災研究所(1995)『阪神淡路大震災における在日外国人被状況調査』によると、日本人と外国人それぞれ100人あたりの負傷者の数は、外国人の方が3倍以上の高い割合で被災していることがデータとしてはっきり出ています。(なんらかの障がい者のある人は、2倍です)
必要な情報を受け取ることができない人がいる、そのようなことを少しでも少なくすること、それは、誰でもが住みやすい社会を創るための人間として重要な考え方です。
この考え方に賛同した人々が寄り集まり、災害発生時の多様な状況の人々に、より適切な行動をとれるよう考え出されたのが「やさしい日本語」なのです。

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