第117話 兵庫運河と吉田新田の開発者たち 2018年10月6日放送
今、ワダカンは、「長田の町歩き」の本を書いています。「水と産業革命」という視点で、和田岬を出発し兵庫運河沿いに地下鉄苅藻駅まで、明治になってからの産業、とくに工業地としての進化を見るコースを紹介しています。吉田新田(吉田町)は1839年に開墾が終わり、1894年にカネボウが広い平地に着目、「地下水」がふんだんに出るものですから紡績工場を建設します。1899年には「兵庫運河」が完成、先に開通していた和田岬線の物流、交通への寄与があり、一大工業地帯として発展しました。兵庫運河の八尾善四郎さん、吉田新田の末正久左衛門さん、お名前を記憶しておきたいものです。
117話 兵庫運河(高松橋から)