第12話 清盛さんの計画 2016年10月1日放送
福原に都があったのは、たった6ヶ月でした。しかし、兵庫、長田、須磨方面、海があり、港がある地域で「和田京」をつくるプランを清盛はもっていました。妙法寺や宝満寺(東尻池に移転)を新しい都の守りの寺と考えたようです。1162年に、西神戸の地に進出し、経ケ島を埋め立て、兵庫・神戸港の基礎を清盛は作ったのです。和田岬でも千僧供養があり、清盛と同い年の「西行」も同席しています。源平の戦いに敗れても、西神戸は平家の息のかかった土地として続きます。本当に、めぐまれた土地柄なのです。
12話 築島工事での清盛からの感謝状