第33話 隠れた偉人、濱田篤三郎 神戸開港に貢献 2017年2月25日放送
神戸では「濱田篤三郎の名前はよく知られていない、神戸開港に寄与した人物であるのに」と須磨の住人・井上さんは指摘する。濱田氏は1868年の神戸開港と同時に、和歌山から神戸に移住した。元町を拠点に外国人向けの古美術品の販売や雑貨の輸出業を展開した。当時、輸出入は外国商社が主導権をにぎり、日本側は不利だった。外国人を通さずに、日本人が直貿易をするため、居留地にて同業者組合である「丸越組」を1881年に設立した。米英仏などへの販路を築くなど海外貿易の基礎をつくった。「東の渋沢、西の濱田」と言われたという。(神戸新聞2011年12月6日夕刊にて、井上氏などが濱田氏の手記を紹介)
33話 隠れた偉人濱田篤三郎