第41話 西神戸の産業化のはじまり 2017年4月22日放送
江戸時代の農業・漁業主体から野菜売りなども現れ、産業化の時代にお話しは入ってゆきます。今年は神戸(兵庫)開港150年。兵庫区の東出町に川崎兵庫造船所ができ、あとでお話する、カネボウが1894年に東尻池の地を工場用地として選択したことで、産業化が進みました。わが地域は大化の改新以前の条里制があって、清盛が都の計画を持ったり、秀吉も直轄領にしたり、江戸時代には、天領や尼崎藩の管轄があったりもしました。その頃から、兵庫・長田南部の真っ平らで、ふくよかな土地は、人がよく働くといったこともあって、産業に適していたのです。
41話 石川晴久氏 画 「赤い煙突」兵庫駅近辺の工場(知人所有)