「長田今昔ものがたり」第46話


第46話 産業インフラの整備 2017年5月27日放送

東尻池交差点に立ってみると、川崎が新幹線を作っていたり、増田製粉のサイロが見えたり、三井製糖やミヨシ油脂や三ツ星ベルトの広告塔が見えたりします。1894年にカネボウが西神戸に進出してくる前に、1876年には東尻池から柳原までの道路が整備され、1888年には兵庫から明石まで山陽鉄道が開通、1890年には和田岬線も一般に開放されます。産業用地の確保のため、双子池や真野池(尻池)が埋め立てられ、念仏山古墳も工場用地となってゆきます。しかし、この土地活用の時期でも、「気持ち・心」をこめて、「地」に感謝して先輩たちは産業化を進めるのです。「心地」よい精神でした。


46話 和田岬線