第51話 産業ラッシュの1900年代 2017年7月1日放送
東尻池は1896年に神戸市と合併、市政の中に入ります。その西の西尻池や野田は自立して独自色を出そうとしていました。1899年に兵庫運河が完成、1900年に入ると耕地は整理され、道路も改修されます。鐘紡につづき、運河近辺には川崎の車両工場ができ、1907年には、増田製粉も横浜からやってきたり、阪東化学がベルトの生産にトライしたりします。1908年には神戸製糖もできます。日本イングラムがやってきて、ゴム工業も始まります。和田岬の引込線からは、第1号の蒸気機関車が製造され出てゆきます。よその人をオープンに受け入れます。よく働く気風と産業の振興とが回転しだすのです。
51話 兵庫運河支流