第53話 一の谷不動尊 潮音寺、独立した磨崖仏 2017年7月15日放送
須磨一の谷に「磨崖仏」がある。1341年の作品です。南北朝時代の不動明王で、須磨の潮音寺に祀られている。藤田男爵が天理から須磨の別荘に移されたもので、その他、石仏群があり、天平年間の「板碑(いたび)」は天正年間の改ざんという説もあるが、一岩石に磨崖仏の六地蔵が施され残っている。昭和13年の水害で磨崖仏と石仏群ともに一の谷下流に押し流され、「流転不動」ともよばれ、水害にもめげず、奈良の地から神戸の地にやってきた須磨の貴重な文化財である。須磨駅から西へ徒歩10分です。石仏と花のお寺「潮音寺」は須磨寺の末寺、花の季節にぜひ訪れてお参りください。
53話 潮音寺 一の谷不動尊 磨崖仏不動明王