「長田今昔ものがたり」第69話


第69話 紡績業、戦後の流れ(産業編まとめ) 2017年11月4日放送

産業編の締めくくりとして、カネボウの果たした役割と西神戸の地の力についてお話します。カネボウが紡績工場として選んだ土地は、清盛が新しい都を作ろうとした長田南部に近く、江戸時代、吉田新田として農地用に開拓された土地でもあります。文明開化で牛肉を食べるようになり、新しい野菜、たまねぎの価値があがり、玉ねぎ畑になっていました。大きな紡績工場ができ、殖産興業の「時期」に、武藤山治さんという「人」と、よく働く「人々」を得て、水と光がいっぱいの「場所」で、数々の産業が生まれるきっかけとなっています。農業から工業に転換した私たちの地域は、これからも「時・人・場所」を生かします。


69話 神戸百年記念病院(旧鐘紡病院)