第78話 須磨の山津波・水害・災害 2018年1月6日放送
須磨寺の古文書「当山歴代」でも、中世から江戸時代にかけて洪水・水害の記述があります。近代に入っても、神戸は昭和13年、36年、42年と「神戸の三大水害」に見舞われています。「水はもとの川の流れに戻る。」 井上さんは、生田川の水害で、「フラワーロード」に濁流が流れたのを見られています。昭和13年の水害はひどく、616人が亡くなり,9万戸に被害がでました。離宮道は川になったのです。大地震は文禄5年(1596年)に記録されていますが、須磨寺は全山倒壊し、死者も多数でました。その339年後、阪神大震災が起こります。地震対策は進んでいましたが、須磨寺では塔頭(たっちゅう)2ケ寺が倒壊しました。
78話 昭和13年7月5日、一の谷川の氾濫で埋まった一の谷派出所
幾度も氾濫が起きた一の谷川は、現在では護岸も整備され、境川方面に河川バイパスも出来たので、少々の雨でも水量が上がらなくなっている