まちはイキイキきらめきタイム 2012,2,23(木)


まちはイキイキきらめきタイム 2012,2,23(木)

演劇大好き、ゲストの神戸演劇鑑賞会の皆さんとミョンジャ。

(写真 演劇大好き、ゲストの神戸演劇鑑賞会の皆さんとミョンジャ。)
担当:あっちゃんこと乾あつこ、心美人ことパク・ミョンジャ。
<オープニングトーク>
作家ユウ・ミリ柳美里が最近「ピョンヤンの夏休み」を出版した。韓国へは日本の劇団が自作の戯曲を公演するなどで、10回以上訪韓している。ちなみに韓国では報道陣がわんさか待ち受けているそうだ。この本は4回の朝鮮民主主義人民共和訪問の旅行記で、1人や家族と訪ねた時のピョンヤンの印象を、自分が撮った写真を載せ、私的なことも触れていて、繊細な作家の心理が痛々しいと感じられる内容もある作品だ。昨年の3月11日の大震災後、身体が何も受け付けなかったがこの作品だけは書いていたという。
<1曲目> シリーズ 朝鮮民主主義人民共和国の歌
「モランボン(牡丹峰)」朝鮮人民軍合唱団とコ・ジョンスッ(ソロ)
~ クムスサンの峰 朝日が輝く 花の蕾がくっきり現れるので モランボンというのか
清き水が流れ ルンラドの柳に 鶯が鳴くので 大同江は 春だね
オルシグ いいね チョルシグ われらのピョンヤン 社会主義建設 チョルシグ ~
<あつこの大阪ぐるぐる>
「アスリットと行くスキー」。高校の同級生たちだが、普通の友達と行くスキーと違ってスポーツマンたちなので、体力的に着いていくのが大変だった。しかし新鮮な楽しさがあって、来年はどうするか考え中・・・
<2曲目>「イン・ザ・モーニング」ビージーズ。
<情報>
① 講演会「ハングルの誕生 音から文字を創る」(第22回アジア・太平洋賞受賞)作者の野間秀樹氏。 
② 朝鮮高校「高校無償化」からの排除に反対。民族教育の権利を守ろう・兵庫県民集会、3月1日午後7時~ 神戸市勤労会館。
③ 朝鮮映画週間「安重根 伊藤博文を撃つ」など。新長田の映画資料館にて。
④ 「私と地球の環境展」27日~3月4日。ハーバーランドセンタービル・ファミリオ。 
<3曲目>「アリラン」チャン・サイ
<ウリエホジュモニうちらのポケット>
ゲスト:神戸演劇鑑賞会会員、堀内貞子、若山弘美、田中幸子、田中ちづこの皆様。
神戸演劇鑑賞会(元労演)は会員制。1954年創立。全国に鑑賞会がある。日本は大きな戦争を体験した。戦後、「人間性を否定するような時代を迎えてはならない」という理念で創造普及に取り組んでいる新劇への共感から、鑑賞会はスタートしている。新劇に関わる作家・演出家・俳優・美術等々の人々が力を発揮できる場があることは、日本の演劇界のみならず文化芸術分野、ひいては社会の発展につながる。良い芝居を創る劇団を応援し、芝居を見るだけではなく、感想を語り合う場を持ち、人と人とのコミュニケーションを大切にしている会である。神戸の3月例会は一人芝居「しのだづま考」。しのだ(信太)というのは狐のこと。~陰陽師 安部清明 出生譚~ ひとり27役を演じるのは京楽座の中西和久。公演は3月9日夜7時~、8日2時~ 神戸文化ホール。
詳しくは 078-222-8651 神戸演劇鑑賞会へ。
<4曲目>「死ぬ日まで天をあおぎ」。植民地時代禁じられていた朝鮮語で詩を書き捕らわれ獄死した詩人、ユン・ドンジュ尹東柱の詩を、神戸の牧師、川上盾さんが曲をつけて歌っている。2月16日はユン・ドンジュの命日。27歳だった・・・
                                   朴明子記