まちはイキイキきらめきタイム第2金曜日


「まちはいきいききらめきタイム」7月第2金曜日担当竹村有紀子からりすなーのみなさまへ
◆7月10日金曜日マイオピニオンのコーナー◆
お招きしたのは、NPO法人 WITH US 村上さん
番組内では伝え切れなかった本当に「心にひびくあれこれ」を、ぜひみなさまにお届けしたく、ラジオ番組ではありましたが、文字でお伝えいたします!
まだまだ未熟なインタビュー反省ばかり、[:下:]こちらで村上さんの素晴らしいお話をお読みくださいませ!


【内容】
ウィズアスの村上さんは、いかにもシャイな面持ちで、誠実なお人柄がにじみでる語り口調で、お話してくださいました。
収録時間15分の前に、30分ほどお話を伺ったのですが、with usの活動のことのみならず、現場ヘルパーの処遇問題、障害者を取巻く環境等について、熱く語っておられました。
ここでは収録で拾いきれなかったお話をご報告したいと思います。

村上さんとお話して、強く私が心に感じたのは、村上さんご自身は、「障害者」と「健常者」という違いを、あまり意識されていないというところです。
むしろ、「障害」というものを「個性」ととらえておられるんだな、、と思いました。
「障害があるからかわいそう」⇒「だから助けて上げなくてはならない」という思考ではなく、ごく自然に「できない人がいて、自分はそれを手助けできる」だから、手助けをする、、、その自然な発想と鼓動を村上さんのお話の中で感じました。
村上さんの担当の利用者さんは、男性が多いそうですが、その利用者さんと若い男性同志なら誰でもがするように、女の子の話や、合コンの話もする!同じ目線での人間同士の会話で話が弾むそうです。

日常生活の「手助け」という部分に専門性は必要とされますが、ご利用者さんとの距離のとり方という部分ではむしろ、専門家とその専門家に助けてもらう人という壁をつくる必要はなく、老若男女が普通に共存するように、障害を持つ人が当たり前の生活を、自分たちでできるための、その手伝いをしたいということでした。

昨今、現場ヘルパーの労働環境が劣悪であるという理由から、介護業界の人材不足が言われています。人材確保や労働環境改善という面からすると、専門性の確立、国家資格の取得等が言われています。それに対して村上さんは「だれでもできる」専門性というものを目指しておられるそうです。
心の垣根をなくすという意味で「だれでもできる」、しかし、「プロとして手助けをする」という専門性が必要ということです。
本当に目からうろこ、そしてたくさんの方に知ってほしいお話だと強く思いました。
これからヘルパーやケアワーカーを目指す方、現在現場で働いておられる方だけでなく、同じ社会に生きる私たちにとって有意義なお話だったと思います。