まちイキ 2010,8,26(木)号


朝日新聞韓国併合1

(韓国併合条約を報道する「100年前の8月30日の朝日新聞」その1)
2010年8月26日木曜日「まちはイキイキきらめきタイム」
担当:あっちゃんこと乾あつ子、心美人ことパク・ミョンジャ。
<オープニングトーク>「韓国のミニニュース」
・ソウルの6大学大学院の韓国語関連で外国人急増。
・11月にソウルで行われるG20会議のシンボルマーク「青紗灯篭」に決定。
・世界最速のエレベーター(分速1080メートル)を韓国が開発。これまでは東芝(分速1010メートル)だった。
<今日かけた曲>
①今日の世界の国歌「星条旗」米国。
②「夏の少女」南こうせつ
③「ハヤン モンニョン 白い木蓮」ヤン・ヒウン
④「ヨへン 旅」チャン・サイ
・食中毒警報のお知らせ。


<北の新地の四方山話>
食中毒警報が出ても出ていなくても気をつけなくっちゃ。あっちゃんがお寿司を食べて軽い食あたりと軽いアレルギーを起こした。この暑さの中で生ものはできるだけ避けたほうが良いかも―。
<情報お知らせ> 朝日新聞韓国併合2(写真は韓国併合条約を報道する「100年前の8月30日の朝日新聞」その2)
①兵庫コリア文化センター主催「歴史・文化教室」 韓国併合100年特別連続講座 敗戦後、日本の対朝鮮政策と在日朝鮮人問題。
②朝鮮と日本のことを知ろう 「韓国併合100年を考える集い」8月29日5時半。劇団「どろ」
③京都・高麗美術館 韓国併合から100年「写真はがき」の中の朝鮮民俗。10月17日迄。
④「いつまでに核兵器廃絶は可能か? NPT再検討会議の結果から」伊藤塾・大阪梅田校 29日 2時~
⑤韓国映画「牛の鈴音」神戸産業振興センター
⑥中国映画「狙った恋の落とし方」9月17日迄。アニメ映画「赤毛のアン」9月3日迄。オープンしたばかりの「元町映画館」にて。
⑦在日外国人人権セミナー「入居差別の根絶をもとめ」~外国人労働者なら保証人バンクの取り組みから~ 9月5日 2時~ 連絡先 06-6492-3272
⑧朗読劇「遠くの戦争」~日本のお母さん~劇団「どろ」公演 9月18日、19日。
<ウリエホジュモニ>
「韓国併合100年を考える」
ミョンジャ:あっちゃん、「にってい36年」ってどういうことか知ってる?
あっちゃん:知らない…
ミ:「日本帝国主義36年」ということなの。植民地支配36年の間、日本帝国主義に虐げられてきたので朝鮮半島ではこういう表現をしているの。
あ:ふーん。併合されていたのが36年ということ?
ミ:そう。でも併合条約以前の1905年にはすでに半植民地のような保護条約を結ばされていた。ちょっと新聞を抜粋して読んでみますね。
 「武力で保護条約を押し付け、韓国統監府を置き植民地化を進めた。1910年8月22日ソウルの各地で厳戒態勢をとる中で併合条約を強要。統治機関として韓国総督府が置かれる。これ以後、日本の敗戦まで植民地統治が続く。「強占時期」「日程36年」と呼んでいる。朝鮮総督府は本国にほんの省庁の監督を受けない。なぜなら天皇に直属している機関で制令という独自の法の発布権があり、歴代の陸海軍の大将が選任。植民地朝鮮人の権利は日本人の権利と同じではなく、民族の権利を抑圧するために憲法警察制度が導入され、民族教育、集会、言論の自由を禁圧した。土地調査事業は土地を国有化する形で農民から先祖伝来の土地を奪った…」
ミ:この併合条約を報道した、100年前の朝日新聞! のコピーがあるので持って来ました。
条約のほか、天皇の言葉「朕東洋ノ平和ヲ永遠ニ維持シ帝国ノ安全ヲ将来ニ保障スルノ必要ナルヲ念ヒ……」といった記事の他、韓国の皇帝一族の扱いなども報じています。おめでたさ表すような模様が入っていて、国土を拡張して嬉しいということが感じられる報道の仕方ですね。こんな風に朝鮮半島と日本は切っても切れない関係になって、どんどん同化政策を強めていきます。そして日本は都であった「漢城」を「京城」と呼び方を変えたので今では漢字ではなくハングルで「ソウル」と書きます。
先日、管首相は談話を発表してこれからの善隣・友好を掲げたが、朝鮮民主主義人民共和国に関して全く言及が無かったので議論を呼んでいます。
皆様はいかがお考えでしょうか。
<エンディングトーク> ◆様々な逆境にありながら在日朝鮮人学校の子どもたちなどが頑張っている話を幾つか。 ・神戸市中学総合体育大会で神戸初中級学校がサッカーで優勝。 ・大阪高校総合体育大会で大阪朝校がラグビーで優勝。 ・何年か前まで、朝鮮学校はいろんな大会から排除されていて、大きな大会での経験が少ないにも関わらず立派な成績を上げている。 ・全国シニア(50歳以上)サッカー大会で、16チームのうち、コリアンのチーム「高麗SC50」が優勝。 ・高校生国際美術展で6400余点の作品の中から87の入賞作品中、東京の朝鮮学校の生徒3作品が入った。                                  朴明子記