(写真はテアトル9のおふたりとパクミョンジャ)
2010年8月12日木曜日「まちはイキイキきらめきタイム」
担当:あっちゃんこと乾あつ子、心美人ことパク・ミョンジャ。
ゲスト:①韓国クァナック青少年会館連携「クァナックFM」の子どもたちプラスα。 ②神戸演劇鑑賞会内「テアトル9ナイン」のメンバー。
<今日の曲>。朝鮮半島が日本の植民地支配より解放された日、8・15を前に特集。
①韓国の「エグッカ愛国歌」
②「ウリナラコッわが国の花」岩田愛子。
③「チョウメマウム初めての思い」ノリペ・ウリナラ。
④「Let it Be」キム・ヒョンジョ。
<北の新地の四方山話>」は「ゲストのコーナー」に変更。
・クァナックの子どもたち数人と関係者がエフエムわいわいを来訪、子どもたちがマイクに向かった。スタジオには10人あまりの人が入って熱気がムンムン。
クァナックとはソウルの漢江の南方にある地名。青少年と地域の人のための施設「クァナック青少年会館」がある。そこに「クァナックFM」があり子どもたちが自主的に番組作りをしている。音楽を流したり、様々な勉強や遊びも。ゲストを呼ぶこともある。悩みの相談にものる。メンバーは14人ぐらいで男女比は半々。どこも同じで、女性の意見が多いとのこと。(^^♪
・FMわいわいに関しては、多文化の人たちが携わっているし、多様な内容を発信していてすごい! というのがみんなの印象のようだ。
・彼らに関する前知識が少なくてその存在が理解しにくかった。韓国語を何とか訳したが、自分が日本語を言っているのか韓国語をしゃべっているのか一瞬分からなくなってしまうことが多々あり、聴いている人に内容が上手く伝わらなかったかも・・・
学校の放送部ではない開かれた放送局で、彼らは自分たちが発信することの責任を感じながら学んでいくのだろう。
<情報・お知らせ>
①平和のための市民の集い。「在日米軍基地を糺す」。主催:戦争を起こさせない市民の会。
②戦後解放されなかったマイノリティの声を聞く。主催:戦争と平和を考える集い。
③くらしの根っこにある「核」。主催:非核の政府を求める兵庫の会
④「とどけ! 核廃絶の願い」― ニューヨークNPT再検討会議に参加して ―
ろっこう医療生協職員。
⑤在日コリアン高齢者生活支援ネットワーク・ハナ シンポジウム。
⑥映画から考える「韓国」併合100年。「弁護士 布施辰治」。朝鮮民主主義人民共和国の被爆者を描いた「ヒロシマ・ピョンヤン」。
<ウリエホジュモニうちらのポケット> 第2弾のゲストの話。
「テアトル9ナイン」のメンバー、東さん、米田さん。
「テアトル9」は神戸の演劇が好きな人たちが作っている9条の会。9月11日、中央区の中華会館で午後6時半から催される講演会「井上ひさしを語る」のお知らせに来られた。
井上ひさしは、詩、小説そして戯曲を書いている。「頭痛肩こり樋口一葉」「イーハトーボび劇列車」「父と暮らせば」など。
「9条の会」は憲法9条を守ろうと2004年に今は亡き井上ひさしや小田実、加藤周一、大江健三郎そして澤地久枝など9人が結成した会。現在、全国で500以上の会がある。
講師の小森さんは、東京大学教授。「9条の会」の事務局長をしている。井上ひさしの知られざる人間像も聞くことが出来るだろう。
<エンディングトーク>
先日ヒロシマ・ナガサキの原爆の日だった。その日を遠くで迎えた人たちもいる。
ピョンヤンでの聞き取りから。
①金明愛さん。1944年、岡山生まれ。
「原爆投下後、知らずに広島に入った。朝鮮民主主義人民共和国では被爆者に証明書を発行してくれ、国で治療を受けることができるが、日本の「被爆者援護法」は共和国に適用されない。叔母は20年前に腸癌で亡くなった。長女は白血病で亡くなった。共和国には1911名の被爆者がいたが、今は、380人しか残っていない。一日も早い解決を望む」
②朴文淑さん。1943年、長崎生まれ。「
「アボジは17歳の時強制連行で渡日。大村飛行場で働かされた。家族5人が被爆。オモニは妊娠中お腹の子が亡くなった。オモニは3年間起き上がれず7回手術した。1999年胃癌で亡くなった。兄は胃、腸、舌に潰瘍ができた。やがて喉のリンパ癌になった。1999年亡くなった。私はこれまで1日も安心して暮らしたことがない」
戦争と平和を論じられる8月。このような人を忘れてはならない。 朴明子記