まちイキ木曜日レポート 2015年9月・10月合併号


まちイキ 2015年9月、10月合併号
担当:あっちゃんこと乾あつ子 心美人こと朴明子

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(スタジオでインターン キンソヒさん(中央)と(左)朴明子、(右)乾あつ子)

 

◆9月10日(木)号
ゲスト:金昭希 キムソヒさん。
鷹取コミュニティーセンターに、インターンに来ているキムソヒさんにマイクの前に座ってもらった。京都の立命館大学4回生。

 

<今日かけた曲>(キンソヒさんはどの曲も知らなかった・・・)
「見つめ合う恋」カーペンターズ
「チュルゴウンハイキン 楽しいハイキング」ユンヒョンジュン
「アチムイスル 朝露」ヤンヒウン
「奇跡」さだまさし
<情報・お知らせ>
①韓国映画「国際市場で逢いましょう」観客動員数歴代2位となる1410万人を記録した。釜山の国際市場を舞台に家族のために生きた男の生涯を紡いだドラマ。
②盧サンヒョン ピアノコンサート
③ミュージックフェスタ 合唱 2台のピアノによる演奏など。 うはらホール(私も合唱で2曲歌う!)
④大阪東洋陶磁美術館 新発見の高麗青磁―韓国水中考古学成果展― ~11月23日(問)06-6223-0055
⑤安倍政権が目指す日本 日本国憲法が目指す日本 ~2015年安保闘争の分岐点に立って~ 講師 石川康宏
⑥安倍政権のメディア戦略を斬る!『戦争法案』をメディアはどう伝えたか メディアを考える大阪集会
<ウリエホジュモニ うちらのポケット>
「先月続いて戦後70年 韓日国交正常化50年を考える」
・先月お知らせした宝田明さんの話を聞いてきた。宝田さんは平和を守るためには声を上げなくては、とご自身の戦争体験を語るなど数年前から活動をしている。
・安全保障関連法案に反対のデモが全国に広がっている。声は国会に届いているはずだが、与党は無視しているのが腹立だしい。12万人のデモを警察は3万人と報じていた。あれが3万に見えるのかと呆れた(後で一部だけ見ての数だったと訂正したらしい)。
・長々と、なんだか変な日本語で、侵略戦争に対する反省が自分の意志で表現されていないと批判されている戦後70年安倍談話よりも、主旨がはっきりしていて「すべての人々と手を取り合って理想を実現していく」と、頼もしい「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)戦後70年宣言文」を皆様にお伝えする。
安保法案成立の後も、多くの人たちが反対の意思を表わしている。諦めないで運動が持続していくといいのだが。
<エンディングトーク>
ゲストのキムソヒさんは卒論のテーマを変更して、在日コリアンに焦点を当てるという。ウン素晴らしい。私も助言するわ、と言ってもピンとこない様子だ(*_*;

 

◆10月8日(木)号

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(ススキのの砥峰高原)
<オープニングトーク>
兵庫県の真ん中辺り、ススキが有名な砥峰高原に行ってきた。前日まで天気が危ぶまれたが
すっきり晴れ渡った日和になり、いくつものなだらかな丘が美しかった。
<今日かけた曲>
「リムジン河」チャンギセン
「輝く星座」フィフスディメイション
「ヨルムンカゴ 夏は過ぎて」チンナムソン
「トンヘエタルパム 東海の月夜」チャンギセン
<あつこの大阪ぐるぐる>

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(北村伝統家屋でのあっちゃん)
今回は「ソウルぐるぐる」。海外旅行が初めてという人と一緒で、ちょっと気を使う。久しぶりのソウルだったせいで道を間違えてばかり。以前見なかったボランティアの人が目についた。伝統的な家屋のある「北村韓屋村」はきれいに整備されて昔の面影が薄くなっていた。家屋が少なくなっていたが、ずいぶん観光客が多かったので驚く。いっぱい食べていっぱい歩いた旅だった。
<情報 お知らせ>
①無言館 戦没画学生「戦場からの絵葉書展」
②講演会「言論と報道の自由を守る」
③講演会「安倍政権がめざす日本 憲法がめざす日本」
④講座「危ない健康情報を見分けるコツ ニセ科学に騙されないで」
11月8日14:00~(問)078-393-1809
⑤韓国語手話講座 神戸学生青年センター
⑥韓国料理教室(キンパプ他)10月31日。3日前まで申し込む。(問)078‐851‐2760神戸学生青年センター
<ウリエホジュモニ うちらのポケット>
先月に引き続き「70年」に焦点を当て、いわゆる「慰安婦」を考える。
・一体誰がどのような目的でつくったのか。
戦時中、「強かん対策、性病予防、ストレス解消、軍の機密保持」といった理由で日本軍が作った。朝鮮の他中国、台湾、フィリピン、インドネシアなどで。又、日本国内でも。
・だましたり、強制的に連れて行った。中曽根元総理大臣は戦後出版した手記の中で、慰安所を作ったと記している。
・フォトジャーナリストの伊藤孝司さんは、韓国には80回以上朝鮮民主主義人民共和国にも30回以上訪問し「慰安婦」にされた人たちを取材している。これほど多く取材したジャーナリストは他にいないだろう。今年「70年」にも南北の朝鮮を訪ねた。
・北では以前訪れたときにも確認した慰安所として使われた建物が今も存在している。がその保存や被害者達にはあまり関心が持たれなくなったようで、行政に積極的な保存などを要請したとの事。
・韓国では8月15日前後に様々な行事が行われた。日本大使館前で抗議の「水曜集会」は1000人以上で、多くは若者だったとの事。被害女性が眠る「望郷の丘」で「追慕祭」。そして今では数人が暮らす「ナヌム(分かち合い)の家」でも記念行事。
・性奴隷にされたアジア諸国の女性たちは生存者が少なくなってきている。どれほど年月が経ても重大な加害の事実である国家犯罪は逃れることはできない。南北を取材して歴史にしっかりと残す重要性を再認識したと伊藤さんは言う。
・伊藤さんは著作も多いが、日本政府・企業が国内外で行っている環境破壊・人権侵害や、重要であるのにマスメディアが取材しようとしない問題をお知らせくださいとホームページで書いている。
・ところで伊藤さんと共に行く朝鮮民主主義人民共和国ツァー8日間の旅、という珍しい企画でJSエンタープライズが募集中。きっと興味深い内容だろう。
・伊藤さんからの年賀状は破壊されつつある自然が写されている。いつも。
朴明子記