(写真は、高麗書芸展でのパーソナリティ朴明子さん 於:名古屋電気会館)
担当:あっちゃんこと乾あつ子、心美人ことパク・ミョンジャ
見学者:上総(かずさ)さん。神戸大学学生。
<1曲目>「ピヌ プンソン シャボン玉」シリーズ 朝鮮半島の童謡。
何処の国でもこんな遊びをしているのでしょうか。
~虹をほどいて まーるい風船を作って 飛んでお行き
夢の国へお行き フウーッと吹かれて 跳んでいきます~
<あっちゃんの北の新地の四方山話>
「ばったり会いました」。あっちゃんはキタの、あるビルのギャラリーで展示を見た。昭和の情景や人形を和紙で作った展示物。その作者は岩田健三郎氏に出会った時の話を参考にしているという記述を見て、こんなところで「岩田健三郎さん」に出会ったという感じがしたという。そう、岩田さんは昨年、私たちの番組にゲスト出演して下さった。その後今度は、岩田さんがエフエムわぃわぃを取材に来られて神戸新聞に掲載して下さった。そこにはあっちゃんとミョンジャ二人の姿が版画に描かれていたのだった!
<2曲目>「イエスタディー」ビートルズ。学生の上総さんと私の知っている曲の接点がビートルズだった。
<情報お知らせ>
① 神戸学生青年センターの古本市。売上金は5月15日まで。留学生への奨学金などに使われる。この度東日本の被災した留学生たちに100万円を送る予定。
② 朴明子の一人芝居「やなぎ行李の秘密」。4月27日。17:30~。
神戸大学国際文化学部K棟403教室にて。一般の方も歓迎。
今日、見学の上総さんはこの主催者の一人である。せっかくだから上総さんからお知らせしてもらう。
③ ヴラダン・コチのチェロコンサートinコンサート。アムネスティーインターナショナル設立50周年記念コンサート。
<3曲目>「チュルゴウン ハイキング 楽しいハイキング」ユン・ヒョンジュ。
<ウリエ ホジュモニ うちらのポケット>
「行ってきましたコーナー」
① 高麗書芸展。名古屋で開催された在日朝鮮人の書芸(書道)展。全国の会員からの作品と共に、韓国と朝鮮民主主義共和国からの作品も出品されていた。原則として漢字とハングルで、前衛的だったり絵画に近い表現の仕方だったりと、一般の人でも「見て」楽しめる内容だった。
(大韓民国の作品)
(朝鮮民主主義共和国の作品)
② 演劇「焼肉ドラゴン」。韓国と日本人との共演。韓国でも日本でも幾つもの賞を取った話題作。1970年代、関西地域の在日コリアンのお話。なぜ在日朝鮮人が存在するのかが会話の中でさらっと語られるので、コリアに関して知識の浅い人には分かりにくかったかもしれない。しかし役者も観客も熱気でムンムンした舞台だった。
③ 講演会「平和以外に何でもある国コンゴ」。アフリカ大陸の真ん中に位置するコンゴ。紛争ガ絶えず、特に東部は貧困で治安が悪い。政府軍や武装勢力が難民キャンプで略奪行為や暴行を働いていくことがしばしば。先進国や国連軍の支援が本当に難民たちが必要としていることなのか、彼らの中に入っていかないと分からない。
④ 「4・24阪神教育闘争」。63年前に全国的に朝鮮学校が強制的に閉鎖に追い込まれた。それに抗議する闘争が繰り広げられ、大阪・神戸が特に大規模な反対運動があった事を記念する日。
<4曲目>「子どもたちよ、これが私たちの学校だ」アン・チファン。
~ 雨の降る日は雨が 雪降る日には雪が 吹き込み
お前たちの本を濡らし 頬を打つ みすぼらしい学校だが
子どもたちよ これがお前たちの学校だよ
「ニホンノ ガッコウヨリ イイデス」
祖国を離れて遠く 異国で生きるお前たちに 祖国を教えよう
拙いウリマル(母国語)を使おうとも 希望を抱いて
子どもたちよ これがウリハッキョだよ ~
<エンディング トーク>
・「高校無償化制度」から朝鮮学校は除外されている。それどころかこれまで少ないけれど補助金を出していた自治体までが、打ち切るという動きがあちこちで起こっている。なんで? 朝鮮人も日本人と同じように税金払っているよ~。
・このような状況に抗議して、主にコリアンの学生たち主催のパネルディスカッション「教育闘争の歴史と現状」が、4月29日大阪歴史博物館4階講堂で行われる。
・神戸朝高吹奏楽部は、数年前から兵庫県穴栗市で合宿や演奏会をするなど交流している。
又、朝鮮高校が垂水区の「善行青少年表彰」を受賞。これは区内の善行のあった青少年に対しその功績を讃えるなど明るいまちづくりに寄与することを目的として創設されたもの。
この様に朝鮮高校の生徒たちは、地域の人たちに好感を持たれているというのに・・・・・朴明子記