インターカルチュラル・シティ(欧州)と多文化共生(日本)の交流会、そしてもちろん番組にもご出演。


欧州12都市 市長等招へい事業
ピエール・サラマ/オレクサンドル・ブツェンコ

2009年11月4日国際交流基金、欧州評議会が主催し、、「インターカルチュラル・シティ・プログラム」(プログラムについての詳細はつづきを)参加の欧州12都市より代表者を招聘し、日本において多文化共生政策を進める地方自治体、NGO、研究者等との交流をはかるという壮大なプログラムの一つとして、「たかとり」で交流会が開催されました。

もちろん神戸長田の文化の多様性はその提供した食材でも実感されたことと思います。

また今回おいでになった中から毎週放送しているスペイン語圏の人々のための番組「SalsaLatina」にご出演いただきました。
(訪問日が水曜日だったので、そのまま水曜夜8時からのプログラムに即出演できるところがFMわぃわぃの大きな強みです。)

ご出演されたのは、さすがヨーロッパの方々らしく、何言語も話すことができる方々でしたが、その中でお二人。

写真左:ピエール・サラマさん/Mr. Pierre SALAMA(パリ第XIII大学・北部パリ経済センター教授、専門:統合政策、フランス)
写真右:オレクサンドル・ブツェンコさん /Mr. Olexandr BUTSENKO (「文化を通じての民主主義」センター長、ウクライナ)


このプログラムは、「欧州12都市 市長等招へい事業」として、日欧都市交流会議/インターカルチュラル・シティと多文化共生
Exchange meeting with Japanese-European cities-Intercultural city and Multicultural Symbiosis-というタイトルで、以下の内容で、国際交流基金、欧州評議会が主催され開催されました。

趣旨
「国際交流基金と欧州評議会の共催により、「インターカルチュラル・シティ・プログラム」参加の欧州12都市より代表者を招聘し、日本において多文化共生政策を進める地方自治体、NGO、研究者等との交流(意見・経験・情報交換)を図り、将来的な協力関係の第一歩となることを目標とする。」

「インターカルチュラル・シティ・プログラム」とは
2008年欧州における異文化間対話年(European Year of Intercultural Dialogue 2008)や、同年に欧州評議会より刊行された異文化間対話白書(WhitePaper on Intercultural Dialogue)を踏まえて、同評議会が欧州委員会とともに進めているプログラム。

2009年5月末時点での参加都市は、ベルリン・ノイケルン市(ドイツ)、グリニッジ市(英国)、イジェフスク市(ロシア)、ルブリン市(ポーランド)、リヨン市(フランス)、メリトポル市(ウクライナ)、ヌーシャテル市(スイス)、オスロ市(ノルウェイ)、パトラ市(ギリシア)、レッジョ・エミリア市(イタリア)、スボティツァ市(セルビア)、ティルブルフ市(オランダ)の12都市。

インターカルチュラル・シティ 可児・美濃加茂・神戸 視察団リスト
インターカルチュラル・シティ・プログラム参加都市より
ホン・メヴィス/Mr. Gon MEVIS (ティルブルフ市副市長、オランダ)
ファシネッティ/Mr. Thomas FACCHINETTI (ヌーシャテル市市議、ヌーシャテル州多文化結合事務所長、スイス)
パナギオティス・キトゥロウ/Mr. . Panagiotis KITROU (パトラ市市議、パトラ市開発公社代表、ギリシャ)

欧州評議会より
ガブリエラ・バッタイニ=ドラゴーニ/Ms. Gabriella Battaini-Dragoni (欧州評議会教育、文化・遺産、若者・スポーツ局長、文化間対話事務局長)
イレナ・ギディコヴァ/Ms. Irena Guidikova (欧州評議会インターカルチュラル・シティ・プロジェクト・マネージャー)

専門家
フィル・ウッド /Mr. Phil WOOD (フィル・ウッドLtd代表、『インターカルチュラル・シティ』共著者、英国)
オレクサンドル・ブツェンコ/Mr. Olexandr BUTSENKO (「文化を通じての民主主義」センター長、ウクライナ)
ピエール・サラマ/Mr. Pierre SALAMA (パリ第XIII大学・北部パリ経済センター教授、専門:統合政策、フランス)
テイス・マルムベールフ/Mr. Thijs MALMBERG (オランダ政府・地方政府コンサルタント、オランダ)

「インターカルチュラル・シティ」とは 
外国人住民をはじめとする都市住民の多様性を、脅威や解決すべき課題ではなく寧ろ好機と捉え、都市の活力(ダイナミズム)、革新(イノベーション)、創造(クリエイティビティ)、成長の源泉とする政策を掲げる都市を指す。ベースとなったのは、創造都市Creative city)を提唱した英国の政策シンクタンク「コメディア」の提唱した「インターカルチュラル・シティ」で、都市政策の新たな政策基準として注目されている。

そして、全国のいくつかの地域を視察されるひとつに、神戸市があり、4日は、市役所やNPOを見学。その最後にTCCを訪問、そこでTCCのメンバーとの交流会をしたいというご依頼で、多文化料理の用意をしてスタッフとの交流会を開催。