ペルー沖地震被災地支援募金へのご協力ありがとうございます。
今回の支援金の委託先である特定非営利活動法人
ICA文化事業協会プロジェクト・コーディネーター伊藤さんより
現地中間報告をいただきましたので、みなさまにご報告申し上げます。
この記事より全6回となっております。
背景
2007年8月15日夕刻、ペルー共和国太平洋岸に位置するイカ州の沖合でマグニチュード7.9の地震が起きました。夕方6時半頃ということで学校にほとんど子供はおらず、また家の中でカギをかけて就寝している時間でもないため、幸いにも地震の規模に比べて人的被害は最小限で済みました。しかし、現地の家屋はアドベと呼ばれる日干しレンガで建てられているものが多く、かつ建設は住民の自己流であるため、もろくも崩れ去ってしまいました。被害が確認された5つの州で、合計81,363の家屋が倒壊し、震災から8カ月近くたった今でも多くの被災者が不十分な居住環境で生活を送っています。