ペルー沖地震被災地支援募金:プロジェクト中間報告 [6/6]


ペルー沖地震被災地支援募金プロジェクト中間報告
全6回中、6回をお届けします。

前回までは下記リンクからどうぞ
プロジェクト中間報告[1/6]背景
プロジェクト中間報告[2/6]ICAのこれまでの活動
プロジェクト中間報告[3/6]ペルー沖被災地支援募金の使い道
プロジェクト中間報告[4/6]災後、これからの「炊き出し所」の位置づけ
プロジェクト中間報告[5/6]募金の役割


今後の活動予定
 これまでICAはJPF資金による炊き出し所への機材支援と募金によるシードマネー支援をチンチャ・アルタ地区のごく一部の炊き出し所に対しておこなってきました。この活動をより広い地域に広めるべく、5月から炊き出し所に絞った活動を行うため改めてJPFに支援を申請しているところです。これが認められますとチンチャ・アルタの残る対象を含む6地区600か所の炊き出し所を支援対象に含むことができることになります。
 炊き出し所は本来ならば調理時間の節約、栄養バランス、コスト面など個人で調理をすることに比べメリットが多くあるものですが、現在の状況は資機材が足りなかったり、上記の「資本」に相当するような資金的余裕がないところがほとんどで、そのメリットが十分に発揮されているとは言えません。
この時期に炊き出し所を対象とする事業を認めてもらうのは簡単なことではありませんが、この活動はチンチャ郡で活動する炊き出し所の大部分をカバーするものであり、極めて大きなインパクトをもたらすことになるでしょう。神戸の皆様からの募金がきっかけで始まった活動をさらに広めることは募金をしてくださった皆様への感謝を表す一番の方法と思い全力を尽くします。