今月の「われら学校放送部・楠高校の番組KNG・super」


poser
11月26日の「われら学校放送部 楠高校のKNG・super」は神戸学院大学のインターン生濱本がリポートします。

楠夜間定時制高校のわれら学校放送部の放送部は放送部顧問の 増住さん、結城さん 北野さん 放送部員の 野々村さん 酒井さん 福光さん 山本さんから構成されています。
放送部のオープニングは、「蛍光灯が照らす教室で若者から熟年生徒までが学ぶ夜間定時制高校(せーの)ここの空気が好き!」というオープニングから始まる。
先ず始めのトークの話題は文化祭について
楠高校の文化祭、所謂「楠高祭」は楠高校で開催される文化祭である。
前日に行われた前夜祭は各クラスのステージパフォーマンスで全学年が発表する場となっている。1年生、2年生の内は恥ずかしがって出たがらないが学年が上がるにつれてステージに出たがるようになっていく。
少人数でステージに上がるクラスもあるがオーディエンスとしては「一致団結」というものが評価されるポイントとしては高い。

今回の放送で出演している北野先生は初めての文化祭で1年生を担当したせいか相当苦労したと語っている。練習の初日は誰も声を出さないなどの苦労話もあった。
今年の本祭は来場者は多く、各クラスが模擬店を出しあって大いに盛り上がったそうだ。
この日の収録は芸術文化鑑賞会の後で出演者皆が疲れているようで放送中に俯いている人も何人かいたようだ。

次にオープンハイスクールの話題へと変わり年に3回開催されているがオープンハイスクール自体は去年から始まったそうだが、実施してからは入学する生徒が増えたので、やってみて良かったと先生は語っていた。

見学に来た保護者や教師、生徒は在校生の案内や紹介で学校を回ったというのが一番評判が良かったそうで、DJの酒井さん自身もオープンハイスクールで入った新入生であり、初め「定時制高校」という言葉のイメージからは怖い所というイメージだったそうだが、実際にオープンハイスクールで学校に来てみると「来やすそう」という印象を持ったと話されていた。

楠高校の良さは、年齢は様々な方がいる中で、どの年齢層であってもその距離感が近いという所にあるそうだ。今年のオープンハイスクールに来ていただいた生徒の約5割が不登校、または不登校を経験した事のある生徒だそうで、この放送している楠高校の放送部の部員が、この話をしている中で頷いている様子が感じられ、実際に不登校を経験して楠高校に入学したが、今こうして放送部に入り、楽しく学校生活が送れているとんだとわかり、楠高校の良さが実証されているように思った。

三つ目の話題は収録の日の出来事で 三校合同芸術鑑賞会の話である。

三校合同芸術鑑賞会とは、摩耶、兵庫、楠、三校によって行われている行事である。この行事は昔から教育委員会がお金を出して現在神戸市にある定時制高校の3校、摩耶、兵庫、楠、で集まり本物を聴かせる、或いは見せるという企画である。
************番組を聴いた後
神戸市立楠高等学校のホームページを検索し、何度も番組内で出てきたキーワード!「ここの空気が好き」という言葉がそこにもあったことに気がつきました。
学校の授業時間としては17時半から21時までの三時間半という時間で私のイメージとしてはそんな長く授業をするというイメージはなく、一つの授業くらいで終わるのかなというイメージでしたので驚きました。実際には写真を見ても真剣に授業に取り組んでいる姿が見られ、とても印象的でした。
とても驚いたのは部活動があるということです。つまり夜間定時制高校と普通高校の違いは朝からやるか夕方からやるかだけの違いだけだと感じました。
部活動の写真を見ても全国大会の出場を決めている生徒もいて、番組の中で不登校について触れていましたが、色々な出来事があって不登校を経験したかもしれないですが、そうやって自分の実力を発揮できる場として楠高校が生徒に選ばれている理由が番組とホームページを照らし合わせていると自分の中で、フに落ちました。
一番印象に残ったのは年齢が離れている生徒同士でも仲良くなれるという点です。普通高校ではまず年齢の差があることがないのでとても素敵だと感じました。
 神戸学院大学 濱本 京佑