2009年最初の「トン・リン・ティエン・ルー」は1月25日日曜日3時から!再放送は1月29日木曜日の夜8時からです。
本日はトン(左)リン(真ん中)ティエン(右)で担当。ルーことヒエンはお休み。ゲストとして鈴木先生が参加。
今月は1月ということもあり、「95年の1月17日、それぞれはどうしていたか?」を改めて語り合いました。
トンは菅原市場近く、西市民病院の近くの神戸市営住宅の4階。リンは長田区に隣接する須磨区青葉町の文化住宅の1階。テイエンは鷹取のアパートに家族が多いので3つの部屋に分かれて住んでいたそう。
もちろん三人ともお家は全壊したけれど、幸いなことに家族にも怪我がなく、ますは「たかとり教会へ」と思ったそうですが、残念なことに「カトリックたかとり教会」は全壊の上にほぼ全焼!地域の鷹取中学に避難したそうです。[:下:]
トン
「カトリックたかとり教会」に来た時、教会の真ん中の広場で崩れて燃えている教会を見ている神田さんの後姿がなんだか寂しそうで、それがすごい印象に残っている」「みんなでなんとか消そうとしてけど、まるで大きなキャンプファイアーみたいになってて、教会から他に燃え移らないようにするのが精一杯!最後はみんなでみかんを火の中に投げ込んで、焼きみかんやぁってしてた」
リン
文化住宅の一階だったから裏から蹴破って外に出たら、完全に家はいがんでて、一階に寝てたから死んでたかも知れんなぁいう感じやった」「近くのおばちゃんが、教会はあかんから鷹取中学に避難せぇ言われて、ふとんもって学校の廊下で寝た」
ティエン
「お父さんが9人の3つに分かれて住んでたそれぞれの部屋に探しに来て、窓のガラス破って外に出た。僕はまだ中学生で、弟や妹もいたから
子どもで固まっとく、、というのが使命やった。最初教会はあかん!って言われて、JR鷹取駅の前に集まって、そこからやっぱり鷹取中学に避難したけど、入るところもなくて、運動場で布団ひいて寝た」
「ベトナム人の大人たちはたくましくて、運動場にストーブ持ってきて、肉焼いて、焚き火して、暖をとって、貧乏やったから自分達で生きて行く!というパワーに溢れてた。こんな震災の話は、家族で旧正月のベトナムに帰ってたヒエン(ルー)にはわからん話やし、笑える話でもないから、自分らの中でも話したことがなかった。今日は放送でこの話ができてよかったな。」
2月1日はカトリックたかとり教会で「旧正月の集い=テト」があります。リンだけベトナムの旧正月を体験しているので、テトを知らないティエンはベトナム旅行をこの仲間で行きたいと提案。しかし外国籍の場合、旅行にはいろんな苦労がつき物。
**来月は自分達の国籍について、再入国について、ビザについて、日本に住む日本人にはあんまりわからないことをお話します!**