≪技術のつくだ煮:諸石純一さん≫
2013年12月13日、第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム「技術のつくだ煮」のゲストは、模型サークル「暗礁空域”茨の道”」 の諸石純一さんです。
プラモデルにはまったのは、模型作りが好きな父親の影響で、3才の頃に駄菓子屋で販売していたロボダッチを作り始めたことで、40歳の今も作り続けている。
最近のプラモデルは、組み立てに必要な道具は100エンショップで購入でき、接着剤を使用しないものもあり、部品も少なく初心者も楽しめるようになっている。他方熟練者は、TVなどで見た印象に残るシーンをそのままプラモデルで再現したり、水族館のジオラマを作ったり、映像を立体で表現する取り組みをしている。子供の頃の夢やあこがれを表現する人もいる。
プラモデル作りの良い点は、手先を使うので脳の活動が活発になり、物を見る目の力がつくので応用動作が出来るようになることである。
昔と今のプラモデル事情の違いは、今は作るための道具が進歩した事、購入するのが模型屋からインタ―ネットが主流になり、プラモデルの値段がかなり高くなっていることである。
模型サークルの活動としては、模型店や静岡ホビーショーでの展示、プラモデル専門誌に掲載する作例作りなどで、諸石さん自身の活動は、本町ものつくり工房と三国志ガーデンでのプラモデル教室(月2回)を行っています。
教室に一緒に来た親は、子供がこんなに集中力があるとは思わなかったなど、子供のいい面を発見出来たこと、子供と一緒にプラモデル作りをすることにより親子の関係が強まるようです。
ものつくりを目指す人がどんどん減っていく中で、ものつくりに対する興味を植え付けるきっかけにプラモデル作りは貢献していることを確信しました。
≪ハロー長田≫
第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。12月13日は長田消防署 総務査察課査察係 中田直樹さんにお越し頂きました。
中田さんは4月に灘消防署でから長田消防署に配属されました。灘消防署から引き続いて担当されている査察係の仕事は、建物に付属する消防設備、消火器、誘導灯、屋内消火栓などの設備がきっちり維持管理されいつでも使えるようになっているか、避難経路に物を置いていないかなどの確認をすることです。
本日の消防署からのお知らせの一つは、神戸市の火災発生状況です。平成24年の火災発生件数は571件、このうち長田区内は58件です。火災原因の一番は放火、二番は煙草、三番はコンロ、四番は電気です。このように火災原因は日常生活の不注意によるものが大半を占めています。コンロ火災の場合、魚を焼いた時に出る油が長年の使用で溜まり、その油に引火するケースがあります。普段から火器の取り扱いに充分注意しましょう。
二つ目は福知山花火火災についてです。原因は発電機に使用する給油ガソリンに引火し爆発したものです。給油前に圧力解放を怠った事が直接原因です。ガソリンなどの危険物を使用する場合、引火点の低いものは直射日光の当たる場所には置かず暗い場所に置く事、家庭などで容器保管する場合は認定された指定容器を使用すること、給油などの取り扱いに際しては正しい手順に従うことが重要です。
長田ではイベントなどで火器を扱う場合ので、これまでの方法でよいかどうかなど、事前に消防署に相談してほしいとの要請がありました。