毎週土曜14:00放送の「すたあと長田のサタデーエクスプレス」担当金田真須美です。
大雨の翌10日より佐用町入りし、視察・聞き取り・ボラセンの立ち上げのお手伝い・被災者支援などを行っていましたが、被害規模の大きさと広範囲さに、再度現地入り調整のため15日に一旦神戸に戻りました。
一年前の愛知県岡崎市の水害支援現場で知り合った、重機会社の方々にも盆休み返上で渋滞の中現地入りして頂き、プロのご活躍に目を見張りましたが、佐用町長の記者発表にもあったように、やはり長期でのボランティア支援が必要と痛感しました。以下その現地リポートです。[:下:]
現地での支援経験のある岡崎や愛知県集中豪雨と異なる被害の一例としては、
◆山間部のため山や田畑から流れ込んだ土砂の多さが壮絶で、家屋内に流入したその土砂に流されてきた倒木や家財が混じり合い、1週間が経ち未だ消石灰での消毒にさえ至れていない点。
◆山間部にて高齢世帯や高齢単身者世帯も多く、住民だけによる作業がままならぬ点。
やはり山間部の地理的要素から、限られた道路と細いカーブ路が殆どで、鉄道被害での大量輸送が寸断され渋滞などによる悪条件も重なっている。
洗浄清掃が特効薬の水害被災地ではまだ水道・電気の不通宅が多く、携帯も持たず防災無線も及ばぬと多くの被災者から聞かされました。
よって各地から寄せられる沢山の救援物資が、遠い備蓄倉庫にストックされ、取りに行けば配られる事もご存じない被災者の多さに驚かされました。
「水没し、動かぬ車でどうやって山越えて取りに行けますか」と聞き返され、備蓄倉庫を訪ね担当の方々に、被災現場付近の集会所や公民館などへ物資を届けてもらえるよう、地域の取りまとめ役の方々を通じかけ合った次第です。
確かに風になびく防災無線の声は私も聞き取れませんでした。
以上はあくまでも私が関わった一例で、他にも急を要する場面が多いはずですが、今後は中長期的な活動も視野に入れ、阪神・淡路大震災で知り合えた団体さんや人々が連動して行く事が更に有効で不可欠と考えています。
そこで報道などによるボランティア介入がまだ少なかったり見落とされている地域を重点に、人・金・物の流れを作りたいのですが、皆様からのご協力やアドバイスなどお願いいたします。
団体では勿論の事、個人からのご連絡もお待ちしています。
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今後もFMYYの放送やサイトを通じていろんな情報をお送りしますので、ご協力よろしくお願いいたします。ご連絡先は、FMYYへお願いいたします。
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佐用災害支援とお書きください。