2011年2月26日土曜日「KOBEながたスクランブル」13時からのゲストコーナーには、「朝鮮高校にも高校の授業料無償化の実施を」と願う日本人の支援団体と学校法人朝鮮学園の理事長をお招きしてじっくりとお話をお聞きしました。
文部科学省のサイトには「高校の無償化」についてこのように記されています。
~家庭の状況にかかわらず、全ての意志ある高校生等が、安心して勉学に打ち込める社会をつくるため、国の費用により、公立高等学校の授業料を無償化するとともに、国立・私立高校等の生徒の授業料に充てる高等学校等就学支援金を創設し、家庭の教育費の負担を軽減します。~
これは国会で審議され可決された国の意思=すなわち国民全体で決したことです。
すべての高校生は、自分で学びたいおもい、高校に進学した場合、その授業料は無料として、「学ぶ権利」「教育を受ける権利」「教育を選ぶ権利」を金銭的な負担ということで、妨げられないということを国民全体の意思として決定しました。
法治国家である日本が、その決めたことを、「朝鮮学校で学ぶ子だけは、その権利をやらへん!」「そんな子に税金つかわれへん!」なんという法治国家としてあるまじき行為をすることは、先進国であると表明している国として如何に恥ずかしい事か、、、それを一人一人が認識しなくてはならないと思います。
参議院での審議のときに「朝鮮学校の子に国民が納めた税金を使うのはいかがなものか!!!」と理路整然としたつもりで質問された女性議員がいたそうです。
税金は国民だけが納めていると思っている議員がいることを、こと質問があったときに正した議員もいなかったとのこと。政治の貧困を強く感じるお話が次々と話されました。
「これは日本の問題です。法治国家として日本の姿を正しい方向に進めるため、朝鮮学校いじめのようなことは、それこそ良識ある国民が声を上げてゆかなくてはなりません」
**ちなみに日本中にある10の朝鮮高級学校の在籍生徒のほぼ60%が韓国籍の子どもです。