毎週木曜日の「まちはイキイキきらめきタイム」本放送は12時から12時55分。再放送はその日の夜の11時から11時55分。9月25日木曜日は予告なく放送時間が変更されておりました。お詫びいたします。日曜日28日夕方4時から4時55分に再放送いたします。再放送を聞き逃された方は、この時間帯でお聞きくださいませ。
今後との木曜日の「まちはイキイキきらめきタイム」の再放送は夜の11時です。よろしくお願い申し上げます。
(シルバーカレッジ・ハングルクラブの皆さん 鹿洞書院の前で )
まちはイキイキきらめきタイム
2014.9.25(木)号
担当:あっちゃん ミョンジャ
<うちらのポケット>
~ミョンジャの韓国旅行報告~
★ 大邱市の沙也可ゆかりの「韓日友好館・鹿洞書院」へ。
秀吉の朝鮮侵略戦争時、加藤清正の先縫として朝鮮に出兵するが、かねてから朝鮮の文化礼節に憧れていた「沙也可」は、義と礼の国に矢を向けることは出来ないと、朝鮮側に帰順した。王から金忠善という名を賜り、数多くの戦で功績をあげた。
その子孫現在14~15代目。静かな里山にあるここに、日本人が多く訪れている。又、青少年の歴史学習の施設として最適の場とされている。
(ヤンバンの家 塀に穴が空いてる)
★ 世界遺産 安東の河回村へ。大邱市内から安東まで110キロ。マイクロバスは猛スピードで走り1時間半で着いた。村の名は洛東江がS.字型に村を囲むように流れているところから付いたという。家々は、村の高い所にある御神木の欅の木を中心に川に向かって配置されているが珍しい配置だそうだ。この村は600年間、70%ほどが柳さんという姓が続いている。住居、書院などが悠久の歴史の中で完全に持続していることや、文集、芸術作品、伝承遊びその他無形遺産が世代を超え伝承されてきたという所に価値があり、世界遺産となった。エリザベス女王が60歳の時に訪れた時の大きな写真があった。リュウシオンという韓国の俳優の実家もここにあり、柳の表札がかかっていた。
・時代劇のドラマで見る韓屋と茅葺きの村を歩いていると、どこかから両班ヤンバン(貴族)やアッシ(お嬢さん)が出て来ても、アンニョンハセヨと挨拶しそうだった。両班は善行を行わないと人々に尊敬されない。例えば貧しい民に米を施す方法にこういうのがあった。門の側の塀に、穴を開けて米を置いておき、外から手を入れて持っていけるようになっている。ところが、穴は子どもの手しか入らない大きさというところに先人の知恵が窺える。
・今回の訪韓は疲れたけれど、マニアックな所を尋ねることができて、とても充実した旅行になった。
朴明子記