2009年11月12日水曜日の「まちはイキイキきらめきタイム」
担当：あっちゃんこと乾あつ子、心美人ことパク・ミョンヂャ。
今日の誕生花：レモンの花。花言葉：心からの思慕。
１曲目：「ジャンバラヤ」カーペンターズ。（写真は生駒で上演した一人芝居でこんな大きな花束を貰いました！）
番組の詳しい内容は[:下:]をクリックしてください。
◆あっちゃんの北の新地の四方山話
今日のテーマ「いろんな人が来ますぅ」美容院と分かっていて来るのだろうか。小物を売りに来る人、かつらを売りに来る人、融資の勧誘等など…。年末にかけてもっといろんな人がやって来るだろうなぁ、ちょっと楽しみ？ だって。
◆今日の世界の音楽：「グラナダ」スペイン。グラナダは南の方の地名だそうだ。
◆情報お知らせ
・朝鮮史セミナー、①、植民地時代朝鮮語で詩を書いて捕らえられ獄中死した尹東柱について。②青春の柳宗悦「失われんとする光化門のために」ついて。
・伊丹地域コリアン女性文芸作品展。
・大阪生野コリアタウン共生まつり。
・同志社大学日朝関係史、朝鮮通信使関係「雨森芳洲と申維翰」
・神戸市役所センター合唱団、「木は命のシンボル」
・「日本が行うべき道・制裁？過去の清算？」元拉致被害者家族会事務局長 蓮池透氏講演会。
◆３曲目：「ピョルムリ（星の群れ）」リ・ヨンス。（神戸朝鮮高校出身で金剛山歌劇団団員）
◆ヨロガジイヤギ（いろんな話）
今日は「行ってきましたコーナー」
その①
先ずは演じてきました、パク・ミョンヂャの一人芝居、在日女性３代史「やなぎ行李の秘密」。奈良・生駒のホールにて。観客数１３０名ほど。今回で５０回目という私にとっては記念の公演である。感想を述べた人の中に、自分ではかなり社会的な問題に関心を持っていた積りだけれど、芝居を見て平和ボケしていたと気づかされた、という人や夜間中学で教えているが、年取ったコリアンいてその人たちの背景を理解できたようだ、などの発言があった。
私は芝居の中で特に告発めいたことはしていない。歴史の事実の何百分の一かを、自分の体験を元にただ伝えているだけだ。
抱えきれないほど大きな花束と同じくらい感謝の言葉を頂いて、心地よい疲れを感じながら、阪神電鉄、三宮～奈良間乗り換え無しの電車に揺られた。主催のコールメイプルの皆さま、カムサハムニダ、ありがとうございました。(^^♪
その②ドキュメント映画「ヒロシマ・ピョンヤン」上映会。
１９４５年８月、広島・長崎で被爆した朝鮮人は合わせて７万人といわれる。放射能を浴びた人々が祖国に帰り、「放射能の後遺症」とも知らずに後遺症に悩みながら人生を送った多くの人々。ようやく海外の被爆者にも被爆者援護法という救済措置がとられるように成った今日も、唯一その恩恵に与ることのできないのが朝鮮民主主義人民共和国の被爆者である。
映画の制作者伊藤監督はそこに焦点を当て、他の取材も含めて２０数回も訪朝した。この映画を通して両国の関係改善に繋がることを願っているという伊藤監督は、旧日本軍による慰安婦にされた人たち（これも映画になっている）の取材に韓国にも４０数回訪れているなど、何年も前から、日本政府が手をつけていない戦争責任を負うべき問題に、誠実に取り組んでいる日本人である。
その③
信州白馬山麓の旅。秋たけなわの信州の自然を満喫することと、シンガーソングライターの梅原司平さんの「梅原司平コンサートinおたり」を楽しむためのツアー。
北アルプスの山々の懐に抱かれている自然豊かな「おたり（小谷）村」で、梅原さんのコンサートを開きたいとファンの人たちが熱望していたのだ。
私は梅原さんの曲を時々流しているが、彼の歌は温かい。弱者への優しいまなざしが注がれている。そして常に平和へのメッセージを送っている。阪神淡路大震災の辛い思いをしている人たちを励ます「ひまわり」という歌も作っている。
楽しいトークを交えたディナーショーの後は、梅原さんのリードで会場は歌声喫茶に早替わり。１３０人が心を一つにして声を張り上げた。その素晴らしいひとときのシーンは、紺碧の空と雪山と麓の紅葉と共に今も脳裏に焼きついている。
４曲目「拝啓日本パートⅡ」梅原司平。
この歌はこんな歌詞です。
～ わたし中流です。ふつうだと思っています。家のローンをちゃんと払っています。あと２０年残っていますが何かあっても大丈夫です、生命保険に入っていますから～
～拝啓日本、私はあなたの歴史の片隅に何を残していけるでしょうか。もっと確かな何かを残していきたいのです。人口１億２千３百万の日本、２０秒に１人生まれ４０秒に１人死んでいく日本、３０秒に１組結婚し３分に１組別れていく日本。１５秒に１件の犯罪が発生し、この１日で６５人が自殺し７人がレイプされ、５人殺され５５０人がガンで亡くなっていく日本、その上交通事故あり…… ～
朴明子記