飴細工師 馬場みのりさん
6月14日第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム「技術のつくだ煮」のゲストは、日本では数少ない飴細工師を本業とされている馬場みのりさんです。
バイオ技術の学校を出て研究室生活をしていたが、21歳の時に自分で何かしたいという気持ちが強くなり、自営(自由)業の世界に入った変わり種の経歴の持ち主。クレープ屋さんから始め、スーパーの店頭催事(たこ焼き、たい焼き)など露店の仕事をしていたが、誰もやっていないことをしたいと思い、子供の頃、平野祇園神社の祭りで見た飴細工の感動が忘れられず、やりたいと思い続けていた。
29歳の時、湊川のパークタウンで飴細工を見て、材料が水飴であることが分かったので、水飴を購入し、炊いて練って空気を含ませると白くなり、飴細工らしくなったので、本格的に試行錯誤を繰り返し、飴細工師の道に入った。
馬場さんの飴細工パフォーマンスの特徴は、従来の飴細工職人とは違い、子供達などお客さんとの会話を大事にし、楽しい雰囲気の中で進行することで、そのためマイクとスピーカーを身につけて会話をし続けるようにしている。現在の大道芸人のやり方を取り入れている。お客さんから無茶振りのリクエストがあっても、イラスト、写真などがあれば対応は可能です。今はアニメキャラクターのリクエストが多く、形のあるものは何でも作ります。
本日、馬場さんが持参した飴細工の1つは実物大の白ネギです。6月22日大阪のイベントで、初音ミクのコスプレでネギの飴を作るイベントをします。馬場さんは2年前にドイツにも遠征し、飴細工のパフォーマンスを披露しています。日本との違いは、日本では露店という感覚であるが、ドイツではアーティストの扱いであった。今週末にメッセ三木で馬場さんのパーフォーマンスがあります。
馬場さんは、ホームページ、ブログ、youtubeなど、SNSを活用した情報発信を心掛けているので、活動範囲は全国的に広がってきています。
日本の伝統である飴細工、そして数少ない飴細工師の世界に飛び込み、現代にも通じる飴細工の普及に奮闘努力されている馬場みのりさんを応援したいと思います。