毎月第2金曜日13時からは消防署の方が登場です。今回は樋口貴洋さん。子どもための防災教育。


消防署樋口貴洋さん

13時からの『ハロー長田」
第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。10月11日は長田消防署 消防防災課予防担当の樋口貴洋さんにお越し頂きました。

樋口さんは2000年に拝命し、灘、東灘各消防署、消防局(予防課)、そして昨年より長田消防署に配属。予防課では、家庭の火災予防として、火災警報器、消火器の設置、及び火災事例の原因を追究し、市民に啓蒙活動をされていた。今、電気火災は増えている。一人暮らしは掃除が行き届かず、家具の後ろのコンセントにゴミが溜まり、火災発生に繋がることが多い。また古い家電を長期間使用することも原因になっている。タコ足配線も注意が必要。

長田に配属されてから、火災、地震、津波、水難から身を守る災害護身術に取り組んでいる。災害発生時に大人が子供の傍にいるとは限らないので、消防署見学に来る小学4年生と園児を対象にしている。

ということで、災害護身術教室を再現してもらいました。次のような質問をし、子供達と会話を交わしながら護身術を身につけていくそうです。
Q:家で一人でいる時に地震が起った時どうする? 家の中にとどまっている、又は家の外に逃げ出す?
Q:風呂に入っている時地震が起きるとどうする? そのまま風呂にいる、又は外に逃げる?
Q:地震時にどこに隠れる? どうして机の下に隠れる? 倒れてくる物がない場所はどこ?
Q:だんご虫のポーズの弱点はどこ?
Q:地震で家が倒壊し閉じ込められた時にどうする?
Q:地震の後に来る怖いものは何? 普段から何を準備しておけばよい?

津波では逃げる事の大切さと、自分が率先して逃げようと周りに声をかけることが大事というお話をしているそうです。

樋口さんが配属後に始められた子供たちに対する「災害護身術教室」は、子供たちが自分の判断で行動する意識を高める上で、非常に大事な取り組であると思いました。