神戸・長田の放送局、ジャズボーカリストも登場!


月曜日番組ゲストジャズボーカリスト森田梨歌さん

8月31日月曜日「まちはイイキイキきらめきタイム」12時からの1時間は多文化な時間が展開します。メイン・パーソナリティは吉富、情報コーナーは、安西です。
放送後半では、わぃわぃの強力サポーターであるリスナーさんも、突然スタジオ内に遊びにいらっしゃいました。地元の気軽なラジオ局ならではですね。ゲストの森田梨歌さんは、ジャズ・ヴォーカリストです。ヴォーカリストの皆さんの、独特のつややかさの秘密は何かと、吉富から次々と質問が飛び出します。番組の詳しい内容は[:下:]をクリックしてください。


森田さんは、歌い始めて約4年、ライブ出演歴は約3年。元々は、クラシック音楽の道を歩んでこられた森田さん。クラシックが好きなのと同時に、それとは違う、本当に自分のものと思える音を探していたそうです。そして偶然に巡り合ったのが、音楽好きのお母様を通じて幼い頃にも耳にしていただろうジャズの音。でも同じ「音楽」とはいえ異ジャンルなだけに、ジャズの世界に入られた時は、リズムの取り方から発声法まで、クラシックとほとんど正反対ともいえる違いにとても苦労されたそうです。

単に「歌が好き」なだけでは、難しいレッスンを乗り越えるどころか、本格的に人前で歌うのは難しいと思ってしまいますが、森田さんは謙虚に、人のつながりがあってこそだと仰います。
ジャズを通じて、普段なら知り合うことのなかった人々と出会える。ジャズの歌詞は、自分では経験できない恋や人生から、ときには「人類」までを表現しているから、歌っている時は「別の人生」を表現できる。そうした楽しみの一方で、歌いこなすには、まだまだ人生経験が必要だとも感じておられます。

今後のライブ予定は、
まず9月27日(日)、幻想的な灯火と音楽を楽しめる「たかさご万灯祭ジャズギャラリー」(高砂市)。
10月24日(土)、偶数月にソロ・レギュラー出演中の加納町「ホリーズ」。
11月8日(日)、三宮「グレートブルー」で、他のヴォーカリスト、プレイヤーの方々を交えてのステージ。
お持ち頂いた曲は、Sarah Vaughan「コルコバード(Corcovado) 」。
あまりに本格的なジャズに親しみのない方にも聴いて頂きやすいようにと、夏らしさも意識して、ボサノバ調の曲を選んで下さいました。
◆お料理コーナー「ユカのグローバル・クッキング」は、「おしゃれなソース」第3回。
ヨーグルトミントソースは、焼いた鶏肉や羊肉、焼ナス、トマトなどによく合います。
◆井戸端情報コーナーの話題は、最近の本、『なまけもののあなたがうまくいく57の法則』(本田直之著、大和書房)。
題名はもちろん、とぼけた、かわいらしいナマケモノのイラストが気になって、たまたま書店で手に取った本ですが、知らない間に今夏のノンフィクション部門ベストセラーランキングでも長く上位にあるようです。ビジネスマン向けの勉強法や時間管理術に止まらない、毎日の生活を(楽して)イキイキさせてくれそうなヒントが57種類、なんとなくユーモラスな筆致で、分かりやすく書かれています。
例えば、「やればできる」はウソ。自分がなまけものだと認め、あえて他人に流されたり、人を巻き込んでみる、「こうなったら楽しい」ということを考える、等。なまけものに必要なのは、気合や根性でなく、「無能な働き者」にならないよう、しっかり休んだり楽しむために工夫することのようです。
テレビよりもラジオにすると時間がお得、というくだりは、ラジオ局としては嬉しいところです。確かに、画面の前にじっと座っていなくても、聞きながら別の用事ができるのは、ラジオの良い特徴ですね。
頑張りたいけれど頑張れないと、「なまけもの」でいるのがストレスになっている人にとっては、なかなか勇気付けられる本だと思いますが、なまけものとは無縁という「がんばりすぎ」の人にも、もっと気楽に前へ進むヒントがあるかもしれません。
自戒を込めて選んだテーマでしたが、意外にも、常に仕事も遊びもパワー全開に見えるメインパーソナリティ吉富が「私もなまけもの」宣言!
なまけものは、一筋縄では定義できないものなのでしょうか。
そういえば先般、某大臣が、年越し派遣村や生活保護の母子家庭に関して「怠け者」発言をしたと市民団体から抗議されているとの報道がありました。世の中いろいろな立場があるとは思いますが、昔ながらの精神論より、現実をしっかり見つめた工夫が必要なのは、一個人の「なまけもの」だけの話ではないかもしれません。いたずらに「働き者」にしない、させられないために、しっかり自分で考える判断材料や、暮らしの余裕もほしいところです。
とにかく、楽して愛される(本によるところの)「前進型のなまけもの」「有能ななまけもの」になりたいな~、という結論でした。
その他、お届けした音楽は、夏の終わりの光景を思い浮かべて選んでみました。
1.セニョール・ココナッツ/ファイヤークラッカー(Firecracker)
マーティン・デニーのエキゾチックサウンドの、YMOのテクノ版カバーを、南米チリを拠点に活動するエレクトロニック・ラテン・バンドがカバー。ニセモノのニセモノのニセモノなホンモノ!?
2.ブリジッド・バルドー/ラ・マドラーグ(La Madrague、ふたりの夏にさようなら)
「曳き綱」という意味で、バルドーの海辺の別荘の名前でもあります。
3.ロビー・ウィリアムス/ビヨンド・ザ・シー(Beyond the Sea)
ディズニー・アニメ映画『ファインディング・ニモ』エンディング・テーマでお馴染みかもしれません。シャルル・トレネのシャンソン「ラ・メール」の英語バージョン。ロビーの歌い方は、1960年代のヒットナンバーを彷彿とさせます。~安西記~