第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。今回は長田消防署長鍵本敦さん3回目の登場です。


鍵本署長

7月12日第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム、ハロー長田のコーナは長田消防署署長、鍵本敦さんにお越し頂きました。

家庭に潜む危険~電気火災にご注意を~

電化製品が増え、電気が原因の火災が神戸で増加している。神戸市の平成25年の火災発生は309件、そのうち電気火災は22件。火災原因のトップ3は放火、たばこ、てんぷら火災で4番目の電気火災が増えている。原因の半分は維持管理が不適切でコンセントにほこりが付着し、冷房の入り切りで水滴が発生(トラッキング現象)し火花が発生するもの。見えないところで突然発生するのが特徴。コンセントは低く、見えない場所に設置されている場合が多いので注意が必要。定期的な清掃が大事であるが薬剤は使用しない事。塩素系の洗剤がかかると一瞬にして発火する。不純物の入った水は電気を通しやすいことの認識が大事。トラッキングン防止のコンセントなどが発売されている。老朽化した扇風機も要注意。首降りタイプは長年使用していると断線を引き起こす。

別の火災原因としては、電子レンジの説明書をよく読まずに、金、銀を含むものを入れたりするなど、取扱い方法が不適切な場合である。巻くタイプのコードリールは、巻いたところは使用中に熱を持ち、蓄熱発火するため、全長引き出して使用することになっている。

本格的な夏シーズンを迎え注意することは、水の事故、ゲリラ豪雨、落雷、川水の急激な上昇などである。海で溺れている人を見た場合は、浮くものを投げる、その後複数の人で救助することが大事。花火など子供が火を使う機会が多いので、花火を人や家に向けたりすることがあり、注意が必要。

今月は、最近増加している電気火災の注意点と、本格的な夏が到来し、夏特有の災害に対する注意点を伺いました。