(写真はゲストの村上貴則さんと寺岡重人さん)
早いもので明日からはもう6月。
子どもは、体験することすべてが新しいので一日一日を長く感じるそうで時間の過ぎるのが速いと感じるのは、老化サインのようです。同じような日常でも新しい工夫をしたり、好奇心を持って過ごしたいものです…。
情報コーナーの話題は、現代美術の巨匠、荒川修作について。
「なにやら難しい現代アートを鑑賞しにいく」というよりも、「日ごろは目にしない不思議なものと出会って、自分の『あたりまえ』に挑戦し、楽しんでみる」のはいかがでしょう?
現在、大阪・国立国際美術館では
「死なないための葬送 荒川修作初期作品展」が開催されており(~6月27日)、
彼を巡る対談で、いろいろ興味深いお話を聞くことができました。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館でも、「荒川修作+マドリン・ギンズ 天命反転プロジェクト」展が開催中です(~6月25日)。http://www.architectural-body.com/ja/
荒川氏は残念ながらつい先日、73歳で亡くなりましたが、「人間が死ぬのは間違っている」と熱く語り、狭い「芸術」の枠に納まらない、建築や哲学・科学を融合した大プロジェクトをエネルギッシュに発表し続けて国際的に注目を浴びる一方で、お茶目なエピソードもあったようです。
作品であり、実際に人が暮らす集合住宅の「三鷹天命反転住宅」(東京)を記録した映画、『死なない子供たち』は、6月にプレミア上映を控えており、予告編だけでも興味をかきたてられました。
この住宅は、室内の床がでこぼこし、室内に突然ブランコがあるなど、かなり独特な建物です。
しかし、単に奇を衒ったのではなく、長年の思索と研究の結果、人間の身体や感覚の潜在能力を引き出す「死なない家」として構想されたようです。
後半のゲストは、村上貴則(むらかみ たかのり)さん。関西学院大学2回生で、NPO法人Kobe Groove Cradle(神戸グルーブ・クレイドル)のスタッフです。先々週ゲストで、同NPO副理事長の寺岡重人さんも、一緒に来てくださいました。
人前で話すことがあまり得意でなかったという村上さん。大学生活に迷いを感じていた時に思い出したのが、入学時オリエンテーションで印象に残っていた寺岡さんのプレゼンテーションでした。
Kobe Groove Cradleの活動に参加して約一年の今では、雰囲気が変わり、自分のこともよく話せるようになって寺岡さんが信頼する仲間として、セミナー受講者の人たちとコミュニケーションをとる役割を担っています。
Kobe Groove Cradleは、明日6月1日(火)夜も、三宮で学生向けセミナーを開催されます。
「ヌードな自分をさらけ出せ」というテーマで、自分自身の『核』を探るそうです。
くわしい情報は、寺岡重人さんのブログでご確認ください。
Kobe Groove Cradle テラオカシゲトblog「空みたいに大きな人に」 http://ameblo.jp/npo-kgc/
また、寺岡さんも含めて、全国各地、さまざまな経歴の学生が400字ずつ想いを表現した本、 『「夢ログ」~全国学生100 人の世界~』(ドリ100プロジェクトチーム編著)が出版されたことも、紹介してもらいました。このブログの写真で、寺岡さんが手にされている本です。
以上、今日で第200回を迎えたYukaのグローバルクッキング(シンガポールの味、バクテスープ)や元気な音楽と共に、吉富と安西でお送りしました。(安西佐有理)