2011年度第5回番組審議会報告


2011年11月30日(水) 17:00~18:00 、FMわぃわぃ会議室において、2011年度第5回番組審議委員会を開催いたしました。
出席委員は、西修委員長、正岡健二委員、萩尾利雄委員、
山本幸男委員、木辻清子委員、為岡務委員、平川愛恵委員。
放送従事者側は、金千秋、平野由美子。

第5回審議番組は、[ステーションキャンペーン 
~コミュニティ放送局の運営から排除される外国人住民」 。
オリジナル放送は、2011年11月6日(日) 21:00~22:00。
11月中の毎日曜日の同じ時間と、毎金曜日の22:30~23:30に再放送をしている。
話し手は、神田裕、日比野純一。
司会進行は、金千秋。

2011年4月、FMわぃわぃは、運営母体を株式会社から特定非営利活動法人に移行するにあたり、在日外国人に差別的な電波法の壁にぶつかってしまった。
日本国籍を有しない者は、コミュニティ放送局であっても、理事になって放送局の運営に参画できないというのが現行法の解釈である。
そこで、法改正を求めていく取り組みを開始し、支援してくださる方のみならず、広く一般の方々にも問題提起していくための活動の一環としてキャンペーン番組を制作した。
この11月放送分がその第1回目で、活動を継続している間の番組制作を予定しており、基本的に1ヶ月間同じ内容を放送する。

番組審議委員を長年務めてくださっている委員の皆さまには、FMわぃわぃ、コミュニティ放送の存在意義や、なぜNPO法人に移行したのかということをご理解いただていると思うが、設立経緯や当初のエピソードなどには、この番組を聴いて初めて知ったこともあるという感想が多かった。
また、法改正への取り組みということで、番組内容も過激なものになるのではと心配なさっていた方もいらっしゃったようだが、代表理事でもある話し手二人の語り口調がとてもソフトで耳に馴染み易く、何を伝えたいのかがよくわかったというのが皆さまの一致した意見であった。
しかし、この内容に音楽を挿入するのは不適当ではないかということや、60分という放送時間が長いという意見もあった。
いずれにしても、今後もずっとコミュニティ放送局FMわぃわぃを応援していきたいという多大なエールをいただいた審議会であった。

議事録はこちらからどうぞ