2013年2月の「大震災を語り継ぐ」は、関西学院大学教授、災害復興制度研究所所長の室崎益輝さん


室崎益輝さん

2013年2月の「大震災を語り継ぐ」のご出演は、室崎益輝さんです。
この番組は毎週日曜日夕方5時から30分お届けしています。
また今まで様々の方々にご出演いただいた、番組音源はFMわぃわぃのWEBにアップされています。
そしてそこからのいくつかの番組は、英語と韓国語のテキストファイルとしてご覧になることができます。
http://www.tcc117.org/fmyy/daishinsai-15/
http://www.tcc117.org/fmyy/daishinsai-15-02/

室崎益輝さん

今回は2013年1月の17日に寄せて、神戸新聞に寄稿された「針路21・・・復興の教訓」の内容などもお話いただきました。
****一部抜粋***
阪神・淡路大震災から18年を迎える。この節目にあたって、その教訓を改めて再確認する必要を感じている。というのも、南海トラフ沖地震および内陸直下型地震が、いつ起きても不思議ではない状況に、私たちがいるからである。
私は、阪神・淡路大震災の最も大切な教訓を、「油断大敵」と「用意周到」という二つのキーワードで捉えている。「油断大敵」というのは、巨大地震など来ないという主観的な思い込みを排し、起こりうる最悪の事態に備えておかなければならない、ということである。「用意周到」というのは、地震が起きてからの対応には限界があり、耐震補強や防災教育などの事前の備えを疎かにしてはならない、ということである。