2014年6月13日放送(ハロー長田)
まちはイキイキきらめきタイム、第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。6月13日は長田消防署 消防第3係 福井宣彦さん。
福井さんは消防学校で教育訓練を受けた後、2012年10月より長田消防署に配属になった。消防学校の訓練では、失敗した時にグループ全員が罰を受けるため、そのお陰で協調性が身についたことが印象深く残っているそうです。
長田消防署では、火事が発生すると直ちに現場で消火活動するのがメインの仕事です。経験した火災の原因で記憶に残っているのは、配線を傷つけていたことによりショートしたことで電気火災が発生した事です。鎮火後の火災原因の究明は、どこが一番燃えているかを見て、その場所を詳細に調べて出火場所を特定しています。原因究明は消火を担当した者が行うことになっています。
台風・大雨・梅雨時期に気をつける事について、
・家の外の備えとしては、風が強い場合は窓が割れないように板を打ちつける、排水溝を掃除する、屋外からの飛来物による被害減少のためカーテンをするなどの対策をしてほしい。
・集中豪雨の予報は難しいので情報を小まめにチェックする事が大事です。避難経路の確認を前もって行っておく事、地下街では状況が全く分からないので、大雨予報が出ている場合は外出を控える事、道路の低くなった所は浸水すると危険である事を認識しておくことが大事です。
大雨対策として消防署は土嚢を準備しているので、市民からの通報など緊急時は必要な場所に直ちに届けられるようにしています。
・梅雨時期は体調を崩しやすいので、体の抵抗力を落とさないよう体調管理に気をつけましょう。
近年、ゲリラ豪雨など想定外の気候変動で大きな災害が発生しています。日頃から過去の経験にとらわれず、いざという時に対応できるよう、物心両面の準備が必要である事を再認識しました。