2021年8月28日「らの会わぃわぃbyネットわーくながた」~映画で配信するということ。「妹はピンクがお好き」&「僕とオウトウ」


今日の出演
*くららべーかりー&「妹はピンクがお好き」の監督 石倉悦子さん
*京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻修士課程
           発達心理学と障害学修学中&「僕のオトウト」の監督 高木佑透さん                
*京都大学3回生&「僕とオトウト」上映委員会副会長 川副博嗣さん
*司会進行:FMYY 金千秋

映像で配信すること、そこでの気づきをお話しいただきました。

高木監督のメッセージ
『僕とオトウト』の主役は、「僕」と、「オトウト」の壮真です。
僕は元々、可愛い弟と、弟の障害を気にせず笑って暮らしている家族を撮ろうと思っていました。
しかしそれだけではホームムービーにしかならないことを、池谷さん(池谷薫氏:映画監督 / 甲南女子大学教授。映像制作集団元町プロダクション代表)は繰り返し僕に伝えてくれました。
「弟はただの『可愛い』存在なのか?彼が考えているたくさんのことを、家族だからこそ気づけていないんじゃないのか?」と。家族として接してきた今までの「弟」ではない、僕の知らない「オトウト」を知りたいという思いを、映画のタイトルに込めました。
僕はカメラを持ってがむしゃらに弟と向き合い続けることしかできませんでした。
しかしそれは、僕が自分自身と向き合い、弟とどう向き合っていけばいいのかを気づいていく道のりでした。奮闘する「僕」と、変わらずそこにいてくれる弟は、最後に小さな奇跡を起こします。『僕とオトウト」が身近な誰かと向き合うきっかけになってくれればとても嬉しいです。