6月14日(月)まちはイキイキきらめきタイム


月曜日のゲスト

(写真はKobe Groove Cradleから、ゲストの吉川寛子さん(左)、柴田映里さん(右))
6月14日(月)まちはイキイキきらめきタイム
ゲストは、今回もNPO法人Kobe Groove Cradleから企画・運営スタッフの吉川寛子(よしかわ ひろこ)さんと、柴田映里(しばた  えり)さん。お二人とも、関西学院大学の3回生です。

Kobe Groove Cradleでは、定例の火曜夜、三宮での大学生向けセミナー(「授業」)を運営する以外にも、夏の合宿の企画も進めていたり、最近は、母校の啓明学院高等学校に働きかけて、土曜日に交替で高校生向けのキャリアプランニングの授業を教えているそうです。

年齢の近い先輩たちの意見は、きっと高校生にとって参考になり、励みになるでしょうし、先生方も、卒業生の成長ぶりを目の当たりにしてさぞ嬉しく思っておられることでしょう。

日々、小さなことであっても、楽しみや喜びを見つけたり、学校外の活動で出会う、さまざまな人たちから刺激を受け、情報や感動を共有し、やりたいことがいっぱいあるだけにいきいきしている柴田さんと吉川さん。
さすが一緒に、真剣な活動をしているだけあって、話すことを分担しあう気遣いをしながらも、時には受け答えのタイミングが重なったりする息もぴったりの様子に、こちらも心なごむお二人でした。
★Kobe Groove Cradleの活動詳細は、 吉川さん、柴田さんのお友だちでありKGC副理事長、寺岡重人さんのブログ(←クリック)をご参照ください。


前半、情報コーナーは、日本語の縦書き・手書きVS横書き・パソコン/ケータイ入力の言葉について。石川九楊氏が、書家として日本の教育論や文明論までを語る本、『縦に書け―横書きが日本人を壊している』(祥伝社、2005)をご紹介しました。
パソコンやケータイで文字入力・変換するのは、便利なようでいて無駄な労力を使っているとか、24
時間世界中の情報が手に入る環境も、実は狭く不自由なのだと言われると、なるほどと、思いあたることもあります。
もっとも、それだけなら、年長者が「最近の若い者は…」とぼやく、よくあるアンチ流行の苦言と変わらないかもしれませんが、石川氏は書家ならではの、面白く、納得できる論を展開しています。
縦書きと横書きでは、例えば同じ人が同じテーマで文章を書く実験をしても、ものごとを考える過程から表現する結果までが、ずいぶん違ってくるそうです。
日本語の文字を手で(毛筆で)縦書きすれば文字・ことばと正面から向き合いながら、自分の姿勢や立ち位置を知り、自己中心的な世界に閉じこもらずに社会の中での自分の在り方を求め、調整できる美意識を養うのにまで繋がる、といった趣旨の意見は、今の世の中では貴重だし、大切なことを思い起こさせてくれるものかもしれません。
以上、Yukaのグローバルクッキング、―簡単フレンチ第2回(サーモンのハーブソース)や、今日がお誕生日のチェ・ゲバラに捧げる歌、サッカー・ワールドカップ開催に因んだ日本・沖縄テイストのラウンジミュージックなどと共に、吉富と安西でお送りしました。(安西佐有理)