今回のインドネシア活動レポートは、箸休めとして、私たちが活動しているジャワでの日常の一部を紹介します。
ジャワには乾季と雨季のふたつの季節があります。乾季は全く雨が降らない日が続き、雨季は毎日スコールが降ることも多いです。いまは、雨季の終わりごろ。雨季は特に果物の美味しいジャワですが、果物の王様と言われるドリアンのほかに、最近ではシルサック(サワーソップ)、スリコヨ、ランブータン、マンゴスチンなどが旬を迎えています。どれも、甘味の中にも酸味があって、とてもおいしいです。
「海外事業」カテゴリーアーカイブ
フリーキャスターの伊藤聡子さんによる取材 ~ムラピ山でのコミュニティ防災活動
市民メディアの祭典Jagongan Media Rakyatジョグジャカルタで開催
10月23日から26日までの四日間、FMわぃわぃの現地カウンターパートCOMBINE Resource Institutionが中心になって、Jagongan Media Rakyat(Jagonganはジャワ語で対話の意味、Rakyatはインドネシア語で市民、民衆の意味です)という市民メディアフェスティバルがジョグジャカルタで開催されました。2010年から隔年で開催されている大きなイベントです。ラジオ、テレビ、インターネット、写真、映像、プリントメディアなど、様々なメディアと、それらを活用した社会活動に関して、たくさんのセッションが開かれ、多くのブースが出ていました。朝から晩まで、同時に3~4セッション行われている時もあり、どのセッションに出るか迷うほどです。
ムラピ山噴火4周年メモリアルイベント ~災害時のコミュニティの大切さを伝える
去る11月5日、ムラピ山噴火4周年メモリアルイベントが行われました。4年前のこの日、大きな噴火があり、私はちょうど、ムラピ山の西側にある町に出かけていたのですが、朝なのに暗くて、灰が音もなくさらさらと降り続いていたことを、今でも鮮明に覚えています。また、線路沿いの竹にも灰が厚くつもり、それが線路のほうにしなって、通行する電車に当たり、電車の中も灰だらけになっていました。ムラピ山麓の大勢の住人は避難を余儀なくされました。
このメモリアルイベントは、FMわぃわぃの現地カウンターパート、コンバインの前代表であり、FMわぃわぃの活動の良き協力者でもあるNiekeさんによって企画されたもので、ムラピ山の防災の知恵とコミュニティのつながりの大切さをジョグジャカルタの町の人たちに伝える目的で行われました。このイベントが行われたジョグジャカルタ北部の新興住宅地では、大学に近いため、多くの学生が部屋を間借りして住んでいますが、隣近所と全く交流のない人たちが多いそうです。
ムラピ登山 ~ ムラピ山の防災に取り組む人たちの絆を深める
10月18日(土)夜遅くから19日(日)午前中にかけて、ムラピ山の防災に取り組む地元コミュニティラジオ局の仲間やその友人たち、100人近くと、ムラピ山に登りました。ムラピ山は、4~5年に一度噴火する活火山です。ムラピ山は2010年の10月~11月初めに最後に大きな噴火がありましたが、そのメモリアルも兼ね、FMわぃわぃは昨年に続き、この時期の登山イベントをムラピ山のコミュニティラジオ局とともに開催しまいた。また、この活動は、ムラピ山の防災に取り組む人たちの団結力を高めるきっかけともなっています。