まちイキ 2016.2.25(木)号
担当:金千秋 心美人のミョンジャ(朴明子)
ゲスト:元昭子さん 見学:黒崎はるかさん(関西学院大)
私が「7FMわいわい」に携わってから、夏が来れば丸14年になる。その「FMわいわい」が3月いっぱいで地上波放送が終わる! というが、私には無くなる、終了、閉鎖、消える・・・という表現と同義語だ。ともかく私の担当は頑張っても今日を含めて後4回。というわけで、今後、コリアに関する話題を中心にする路線は堅持しつつも、コーナーに拘ることなく自由に話していこうと思う。
今回と次回は、日曜の夜の番組「ヨボセヨ」でしばらく一緒にマイクに向かっていたウォンソジャさんが一緒に番組を進めてくれる。
ソジャさんが所属している合唱団の指導者はチョウ文乃先生。私も一時期、合唱団にいたことがあるが、先生は歌手でもあり、楽器も教えていらっしゃる。どんな時にも日中交流の懸け橋となって尽力されているし、実に楽しくて魅力的な先生の話で盛り上がった。
今日は4曲とも、殆ど聴く機会がないだろう朝鮮民主主義人民共和国の歌をかける。北も南もわが祖国と思っている私は、今や日本中がこの国に対してどんな罵詈雑言も許される風潮にある中で、こんな良い音楽があることを伝えたい。
「アドゥルチャラン タルチャラン 子ども自慢」これは在日を歌った歌。金剛山歌劇団の、今は亡き在日の歌手(神戸出身)、オムグッチの歌。
「アムドモルラ 誰も知らない」戦場の彼からの便りを早く読みたくて駆け出す娘の様子を歌っている。チョンヘヨン 朝鮮民主主義人民共和国の歌手
「モランボン」朝鮮の景勝地。朝鮮民主主義人民共和国合唱団
「ピョンヤン賛歌」ピョンヤンを高らかに歌っている。朝鮮民主主義人民共和国合唱団
黒崎さんが朝鮮の音楽はかっこいいですね、という感想を述べてくれたのは嬉しいものだった。
朴明子記
「今までの番組」カテゴリーアーカイブ
「まちはイキイキきらめきタイム」第4火曜12時10分~は神戸映画資料館
2016年2月23日火曜日12時10分からは神戸映画資料館のコーナーです。
今月は田中範子支配人においでいただきました。
スタジオには13時からの関西学院大学総合政策学部山中速人研究室の3年担当のシリーズ番組「内地に住む沖縄人の多様性」担当の学生と本日から多言語センターFACILのインターンにやってきた立命館大学の学生が同席しています。
◆情報
はたのこうぼうのアメリカ映画研究会#5
フリッツ・ラング編最終回 「運命」のつくり方
2016年2月28日(日)
13:30〜 参考上映『スカーレット・ストリート』
15:30〜 発表 濱口竜介
[追加]発表終了後、トーク 濱口竜介+野原位
一人の作劇者として常に悩ましいのは「ドラマ」とは所詮はすべからく「つくりごと」ということだ。結局それはある種のご都合主義を必ず含む。にもかかわらず、世の中には「ものごとはこのようにしか起こり得なかった」という感覚、いわば「運命」が刻み込まれたような映画が存在する。過酷な地獄を生きなければならないフリッツ・ラング『スカーレット・ストリート』(脚本はダドリー・ニコルズ!)の登場人物たちに思いを馳せつつ、他のラング作品、イーストウッド、エドワード・ヤンなどを踏まえながら、映画における「運命」のつくり方について考察する。
濱口竜介、高橋知由、野原位が2013年に結成した脚本ユニット「はたのこうぼう」(『ハッピーアワー』監督:濱口竜介)のアメリカ映画研究会の不定期発表会、その最終回。研究会は全体として、フリッツ・ラング、アルフレッド・ヒッチコック、エルンスト・ルビッチを取り上げる。
ただ今満席状態!!補助席10席を残すのみですのでお早めにお申し込みください。当日参加は不可です。
《参加費》 1500円
info@kobe-eiga.net まで、参加者様のお名前・ご連絡先(メールアドレスまたはお電話番号)をお知らせください。
「神戸の映画・大探索」上映会 神戸1921・1952・1984
2016年3月5日(土)・6日(日)《参加費》1000円(一日通し)
《会場》神戸映画資料館
「神戸の映画・大探索」プロジェクトではこの一年間、神戸に関連する映画の情報を収集してきました。その調査報告とともに、映画に描かれた三つの時代の神戸をご覧いただきます。
「灯をともした人々
大正十年・川崎・三菱大争議の記録」
(1958年再編集版/22分/16mm)
製作:兵庫県労働運動史編纂委員会
日本で最も古い1921年(大正10年)の川崎・三菱大争議の労農記録映画を素材に、1910年代の第一次世界大戦、ロシア革命、米騒動、川崎造船ストへと続く日本の労働運動史を描く貴重な作品。鈴木文治、賀川豊彦ら「友愛会」の活動のほか、神戸駅、阪神電車滝道終点、栄町朝日新聞社前、大開通、新開地本通、川崎造船本社前、三菱造船所前などを労働者が行進する様子が描かれる
「朝の波紋」
(1952年/103分/DVD上映)
製作:スタヂオ・エイト・プロ
監督:五所平之助 脚本:館岡謙之助 原作:高見順 撮影:三浦光雄
出演:高峰秀子、池部良、岡田英次、岡本克政、三宅邦子、瀧花久子、斎藤達雄、沢村契恵子、浦辺粂子、清水将夫、高田稔、田中春男、上原謙、沼田曜一、吉川満子、香川京子
仕事に燃える貿易会社の社長秘書(高峰)、彼女の同僚(岡田)、ライバル会社の社員(池部)の三人が織りなす恋愛模様。半年間のパリ遊学から帰国した高峰秀子の銀幕復帰に、池部良が天真爛漫な魅力を添える。名匠・五所平之助の演出の下、戦後の空気感を捉えた東京ロケや異国情緒を活かした神戸ロケが見事。上原謙・香川京子らスターから浦辺粂子・田中春男ら名脇役まで、豪華な出演陣にも注目
「セピアタウン」
(1984年/90分/16mm)
製作:KOBE映画フェスティバル、映画集団エレファントアイズ
プロデューサー:三村照雄 監督・脚本:白羽弥仁 撮影:原ひろし 照明:木下敏 録音:村上誠、岩井寿光
出演:取坂由起子、大橋秀清、浜田隼人、辻本敬仁、三浦摂郎、岡本明子
昨年『神戸在住』を監督した白羽弥仁監督がまだ日本大学藝術学部の学生のころ、弱冠二十歳で初監督した青春映画。神戸から芦屋、西宮を中心にロケーション撮影されており、80年代の阪神間の時代の空気が懐かしい風景とともにスクリーンに甦ります。
2016.2.11(木)まちはイキイキきらめきタイム
2016.2.11(木)
担当:金千秋、心美人のミョンジャ
ゲスト:神戸演劇鑑賞会会員 古橋・竹籐・大谷・小林の皆様
<今日かけた曲>
1曲目「アムール川のさざ波」モスクワ合唱団
2曲目「夢芝居」小椋桂
3曲目「パダエノレ 海の歌」朝鮮民主主義人民共和国の合唱団
4曲目「お富さん」春日八郎
<電話中継>
福島から来られる富岡町社協の吉田恵子さん。5年前の原発事故で郡山に移住している。4時からFMわいわいの番組にご出演予定。だるまもりさんご夫婦が三宮までお迎えに行って下さっている車内から自己紹介などして頂いた。
<情報・お知らせ>
①朝鮮高校にも無償化対象に。全国統一行動。2.13
②講演会 能川元一「ヘイトスピーチを生み出す歴史観に対抗して、~未来のための歴史パネル展政策の経過と概要~
パネル展 神戸まちづくり会館 13日~14日
③「未来へ」 神戸朝鮮初中級学校創立70周年記念公演 2月14日 於:神戸朝鮮初中級学校
④「メディアを考える市民のつどい」3・11から5年~切り捨てられる福島は平和憲法の故郷だった~ 2月21日 13:00~ 兵庫県学校厚生会 元町駅山側
<ウリエホジュモニうちらのポケット>
演劇鑑賞会の皆様のお話。演劇鑑賞会は60年ほど前に結成された。良い芝居を観たいという思いで多くの劇団を支えてきた。2月例会は前進座公演「切られお富」。切られる人物が与三郎からお富に置き換えられる、言ってみればパロディー。歌舞伎は人気のある場面だけを上演するので予め勉強しておかないとよく分からない。元のストーリー、切られ与三郎を歌った「お富さん」の歌詞を読むと、まあまあ分かった(?)。歌舞伎ではどちらの作品も上演されるという。芝居は2時間半以上かけて演じられるのが楽しみだ(私は長い芝居が好きだ。なんか得したような気がするではないか)。
演劇鑑賞会へご入会を。 078-222-8651
朴明子記
KOBEながたスクランブル パート2
KOBEながたスクランブル パート1
2016年2月6日土曜日の12時~13時
劇団どろの合田幸平さん、伊藤侑美さん、新井裕也さんにきていただきました。
2月11日(祝日木曜日)12日(金曜日)の別役実作「トイレはこちら」
3月12日(土曜日)13日(日曜日)の「空の村号」
このご紹介をしていただきました。
その後13時からの30分間はラジオ電波を返上するというFMわぃわぃの今後についてご意見いただきました。折角全国のみなさまのおかげをもって購入することができた「送信機」!!この活用の継続をあきらめた訳!大きな金銭的負担と、法制度の縛りについても真摯にお話させていただきました。この場には、毎月第2土曜日この番組のレギュラーゲストとしてご出演の神戸映画サークルの宮下宣子さんにも参加いただきました。
ラジオという発信ツールを失うFMわぃわぃですが、これからもそれぞれの発信の場として、みんなでその維持について作業部会で知恵を絞っています。この場の継続に必要な費用についても今後放送でお伝えしていきます。
まちはイキイキきらめきタイム木曜日 朴明子記
ゲスト:①橋本昌樹さん ②趙恵美さん+慶(1歳)
・1月17日に第9回「アジア音楽祭」が開催される。インド・インドネシア・中国・内モンゴル・コリアなど音楽や舞踊が演じられる。趙恵美さんは在日コリアン4世。チングドゥル(友達)というグループで民族舞踊や民族楽器のチャンゴを叩く。メンバーは恵美さんの夫・朴元さんがリーダーで、日本人も交えて4~5人。この催し物は大阪にあるアジアセンター・アジア図書館が主催。
・日本語が上手で当たり前、と思ってしまうが、橋本さんはアメリカ生まれの日系2世。
異国に住むマイノリティーの母語継承の大切さを伝えたいと、様々な角度から研究を重ねている。現在は留学生として京都の大学で、「テクノロジーと教育」をテーマに修士論執筆中という。日本の閉鎖性を如何にして打ち破り、在日コリアンをはじめ外国人が、異国で母語に誇りを持って維持していけるよう力を注いでいる。ボランティアなど地味な活動も取り組んでいて、日本社会にとって貴重な存在といえる橋本さんは、まだ、後期青年というか壮年の入り口に立ったばかりの男性である。
・今日は恵美さんの愛息子・慶クンが、ヨチヨチ歩き回わりながら時折「ワー、オー」と声を発するので、笑い声が起こるスタジオだった。
・放送中に名古屋のユーミンさんから久しぶりにファックスが届いた。応援メッセージは元気が出る。ありがとう! ユーミンさん。
朴明子記
まちはイキイキきらめきタイム, 未分類