「耳で読み解く日本国憲法」カテゴリーアーカイブ

FMわぃわぃアーカイブ番組配信のお知らせ「耳で読み解く日本国憲法」

2018年10月6日からFMわぃわぃのアーカイブ番組「耳で読み解く日本国憲法」の再放送を開始しました。
この番組は、2007年に解説神戸大学名誉教授和田進氏で制作した番組です。
日本の現行憲法は、戦前の大日本帝国憲法に代わり、世界との戦争に敗退した1945年8月15日の後、1946年11月3日に公布、1947年5月3日から施行。 前文および11章103条からなる、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基調として、象徴天皇制、戦争の放棄、三権分立、国権の最高機関としての国会、地方自治の保障などを規定した憲法です。

しかしながら第3次安倍内閣は、その最初から安倍首相のレガシー(外祖父から受け継いだもの)ともいえる憲法改正を掲げています。
FMわぃわぃは憲法を凍結と言っているわけではありません。
国家の名の下で多くの市民の命が奪われた第二次世界大戦の苦い経験を教訓に生まれたのがこの憲法です。
主権在民、不戦、基本的人権の尊重。どれをとっても今でもその輝きは失せていません。
一方、与党と内閣は改憲をしたいと 明言しています。その改憲の先にある未来像に私たちは懐疑的です。
もちろん1946年と2000年を超えた今は時代が、大きく違います。
付け加えなくてはならない必要な部分は確かにあります。
例えば、この憲法のもとでは、定住外国人の人権が十分に保障されている社会にはなっていません。
しかし、その前文と100を超える条文の中に溢れている、民主、平和、人権といった日本社会の基本をなす柱は何としても守っていかねばなりません。
いま私たちに必要なのは、改めて日本国憲法を読み、それをしっかりと受けとめていくことではないでしょうか。
FMわぃわぃは、2018年のいまだからこそ、ステーションキャンペーンとして「耳で読み解く日本国憲法」を再度みなさまとともに読み解いていきたいと考えています。

<放送スケジュール>
毎週土曜日19時35分~45分