OSC東京で行ったSAHANA紹介の資料を公開します

ひょうごんテックは、2010年9月10日(金)~11日(土)に開かれたOSC東京で、オープンソースの災害時情報管理システム、SAHANAの紹介を行いました。セミナーには15名の方に参加いただきました。どうもありがとうございました。

ひょうごんテックのブースでは、SAHANAのデモを収録したSAHANA LiveのDVDを配布しました。

SAHANA紹介のちらし(PDFファイル、1.8Mバイト)


 
SAHANA(サハナ)は災害時における、被災状況、行方不明者、避難所、救援物資、活動団体やボランティアなどの情報を一括して管理するために作られたWebベースの災害時情報管理システムです。災害時の混乱した状況をまとめ、情報を集約することにより、被災者へ正しい情報の発信と復興のために必要な行政、政府との連携がスムーズに運ぶことが期待できます。

SAHANAは2004年スマトラ島沖地震をきっかけに、スリランカのフリー(自由な)ソフトウェア・オープンソースソフトウェアコミュニティのボランティア開発者らによって開発され、スリランカ政府の正式なシステムとして採用されました。

その後、SAHANAは汎用的な災害時情報管理システムとして書き直され、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA: Swedish International Development Agency)やIBM、アメリカ国立科学財団(NSF: National Science Foundation)などの支援を受け、世界各地の災害被災地で使われるようになりました。

現在は、SAHANAソフトウェア財団が設立され、財団支援によるSAHANAプロジェクトが開発をしています。最近では、ハイチ地震、パキスタンでも活用され、現在の情報をリアルタイムで確認することができます。

SAHANA関連サイト
SAHANA日本語化プロジェクト: http://sahana.php-web.net/
メーリングリスト: https://groups.google.com/group/sahana-jp
Sahana Foundation: https://sahanafoundation.org/
sahana Wiki: http://wiki.sahanafoundation.org/

ひょうごんテックは、今後もオープンソース関係のイベントやテックカフェなどでSAHANAを紹介していく予定です。