関西から深夜バスに揺られて5月21日のオープンソースカンファレンス 2011 Sendaiに、ひょうごんテック/Sahana Japan Teamとして参加してきました。
OSC仙台は震災の影響で開催が危ぶまれていましたが、無事開催され、多数の方が来場されていました。
ひょうごんテックは朝一番にセッションがあり、間に合うのかと思っていましたが、時間も無事、間に合ってお話することができました。
セッションでは、いつものスライドを使ってお話しというスタイルではなく、被災地域ということで、Sahanaについての概要を簡単に話しをした後、会場の方とディスカッションをするスタイルで進行しました。
その後、ブースでは病院関係の方と、今回の震災の対応についてお話しをしましたが、病院間の情報共有もFaxと電話が主であることをうかがい、もっとうまく情報共有する方法はないだろうかと相談を受け、Sahanaを早く稼動させられていればと強くと感じました。
午後からは、OSC仙台の会場近くのMicrosoft仙台支店で行われたHack for Japanのアイデアソンに参加しました。
Hack for Japanは震災に対し、ITを使って協力するという動きから始まったプロジェクトで、今回は仙台以外に、福島県会津若松市、東京、高松、ロンドンで開催されました。
アイデアソンは、翌日のハッカソン(アイデアソンで出したアイデアを元に一日中プログラムを書く日)に向けてのアイデアを出す日で、Microsoftのかたなどが現地の状況について発表をされました。
そのほかに、午前中には現地でのボランティア募集と管理について問題が出され、Sahanaにはそのあたりの管理機能が実装されているので、協力できるのではということを飛び入りで少しだけお話しさせてもらいました。
翌日のハッカソンでは、Sahanaと別のシステムをつないでボランティアの募集と管理をするというアイデアを元に、どういう風にすればそれが実現できるのかをSahanaの仕組みを調べて、利用できることを調べることができました。この仕組みが確立すると他のサイトからの情報をSahanaに集めて管理できるだけでなく、携帯電話やiPhone/Androidを使ってSahanaをアクセスする仕組みも作ることができるので、Sahanaにとっては大いに実りのある一日でした。
とは言っても、野方はプログラムを書くことができないので、なにもできなかったのですが、ハッカソンに参加されていた仙台のボランティア問題チームとオンラインでSahana Japan Teamのfugaさん、高松会場のみなさんの協力で実現できました。本当にありがとうございました。