第125話 須磨を示す記載の文書(閑話休題) 2018年12月1日放送
須磨の古文書で頼りになるのは「当山歴代」。1170年~1750年にかけての581年間、各住職が須磨寺のことを記録しています。井上さんは1冊目はボロボロになるまで読み込み、2冊目も付箋でいっぱいです。さらに、「兵庫県・神戸市方面委員会須磨区分会」の周年史が1927年から7巻も発行され、いわゆる下町の記録となっています。須磨の桜のシーズンには交通整理がいるほどであったり、迷子がでたとの微笑ましい記述も残っています。昭和3年頃、須磨寺の大池が埋め立てられるということで神戸市会で話題になり、有力者も立ち上がった「須磨寺大池問題・埋立阻止」の市会での記録も興味深いです。
125話 須磨の記録記載のある書籍の一部