2011年3月24日「まちはイキイキきらめきタイム」担当:あっちゃんこと乾敦子、心美人こと朴明子
先回の、私ミョンジャ担当の翌日、11日に東北・関東地方大震災が起きた。この2週間の間に世の中がすっかり変わってしまった感がある。
誰も予想しなかった、予想していたとしてもそれをはるかに越えた巨大地震だ。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
今日は被災地の皆様に心を寄せて、曲を選びました。
<1曲目>「りんご追分」東北の美味しいりんご。今年も私たちも元に届きますように。「りんご追分」をジャズ風にアレンジして山野里美が優しい声で歌っている。
<2曲目>「ハヌル 天」(ハヌルは神の意味もある)ヤン・ヒウン。
<3曲目>「トルメンイ 石ころ」シリーズ朝鮮半島の童謡。こんな内容(^。^)
~山の上の石ころは 奇妙な石ころ 木こりが探して持っていって
海辺の石ころは可愛い石ころ かけらを拾った乙女が喜んで
川辺の石ころはきれいな石ころ 洗濯する娘が拾っていって
道端の石ころはかわいそうな石ころ 通る人ごと蹴っていくよ~
<4曲目>「明日に架ける橋」サイモンとガーハンクル。明日に向かって希望を持って、西日本のみんなが東日本の被災地に架かる橋になれますように。
<情報・お知らせ>
以前お知らせした催しは大震災が起きてから、中止されていることも幾つかあったが、早く、いつもの暮らしに戻れるようにとの思いで開催に踏み切るところも出てきている。
① 演劇「焼肉ドラゴン」韓国と日本合同公演。
② チャリティー「パンソリ」韓国の無形文化財になっているチョン・ジュソンのパンソリ。
③ ふれあい芦屋マダン。世界の食べ物、世界の踊り。小学生のフリーマーケット。防災スタンプラリー。
④ 韓カヤ(ドイツ在住の在日コリアン)ピアノリサイタル。曲はブラームス、パガニーニなど。
⑤ 朝鮮・韓国語講座。神戸学生青年センター。幾つかの段階のクラスあり。
・FAXが入った。東北の人たちを思って、山野里美さんの歌う「りんご追分」を流す予定ですと、昨日、山野さんにメールを入れたら今、その山野さんから届いた。内容をかいつまんでお伝えしよう。
「神戸の震災の時に立ち上げたエフエムわいわいを思い出しました。横浜もほぼ毎日地震が感じられます。計画停電などもあり商店はひっそりしています・・・。私の歌を流してくださるなら被災者の方たちに激励の思いを捧げたいです。日本列島と世界の人々の心を繋ぐエフエムわいわい報道のお仕事、本当にありがとうございます。横浜在住、山野里美」。
FAX下さってありがとうございました。ヽ(^o^)丿
<ウリエ ホジュモニ うちらのポケット>
「韓国で報道されている日本の震災関連の話題」
韓国のニュースでも日本の巨大地震は大きく報じられかなりの時間を割いている。
・「水曜デモ」。旧日本「軍慰安婦」にされた韓国のハルモニたちと支援者が、ハルモニたちの尊厳を取り戻すためのデモを領事館前で約19年間休むことなく行なってきた。16年前の神戸の大震災の時を除いては。そのデモの参加者が今回の地震の被害者を追悼の気持ちを込めてサイレントデモを行なった。そして声明を出した。締めくくりにこういっている。
「明日にも絶望がやってくるとしても、今日は希望の木を植える気持ちで、平和と生命が尊重されるそんな世界、人権が大切に扱われ実現するそんな社会を創るため、私たちが先頭に立とうと思います」
・東北の朝鮮学校に身を寄せている韓国YTNインターナショナル(ニュース専門のテレビ局)の記者パク・サユさんからのリポート。朝鮮学校関係者とともに被災者の支援活動をしながら、韓国にもの日本国内にも情報を配信している。
・韓国のいろんな芸能人がかなりの金額の義援金をしている。
ぺ・ヨンジュン、リュウ・シオン、イ・ビョンホン チェ・ジウ ソン・スンフンなど。
一般市民も、年末年始にする救世軍の「慈善鍋」行動を街で広げている。
・東日本の被災地の皆さま、この放送を聴いて下さったのなら嬉しいのですが……。
どうぞどうぞお体を労わってお過ごしくださいませ。一日も早い復興を、神戸の地よりお祈りしております。
朴明子記