儲けない金融機関 近畿ろうきん主催~エイブルアート近畿2009 人・アート・まち 兵庫


エイブルアート兵庫2009

2009年11月21日の「KOBEながたスクランブル」にご出演の方々は、今年で10回目を迎えます「エイブルアート近畿2009」のみなさまです。

左から「儲けない金融機関」で有名な近畿ろうきんの坂野さん、そして左端は財団法人たんぽぽの家の岡部さん、中央のお二人は東灘区在住の画家伊藤さんとそのご夫人です。

近畿労金主催エイブルアート2009

「エイブル・アート近畿 ひと・アート・まち」は、障がいのある人の生命力ある芸術作品を中心にまちなかでアート展を開催し、まちを人間的で豊かな空間にしていくことを目標に2000年にスタートしたアートプロジェクトです。

近畿2府4県を巡回してこれまでに開催してきた地域では、障がいのある人やアート関係者のみならず地元の市民団体・商店街など多くの方にご参加、ご協力をいただきました。兵庫県では、2004年のエイブル・アートを機に、地元の関係団体や商店街のみなさんによって運動が受け継がれ、障がい者アート展を中心とした企画が毎年開催されています。

「金融機関イコール利益追求」という発想を見事に覆した近畿ろうきん。

坂野さんがお話された近畿ろうきんの設立趣旨、『「ろうきん」とは、はたらく人たちが、お互いを助け合うために資金を出し合ってつくった、生協なんだ』というお話で納得いたしました。

はたらく人々、つまり「まちに住まいする人々」が自分たちの生活をよりよくするために「医療で出資するのが、医療生協」「安全で対価にあった生活用品を購入するために出資しあうのが生協」そしてなんらかの事業を起こすために「資金的支援を受けるところがろうきん」なんだということを。

スタジオ風景

そして近畿ろうきんは、よりよい快適な社会形成のためには、金銭的なやり取りだけではなく、心の豊かさが地域にとって重要であるという、新たなそして困難な道を2000年から歩んでいることに大きな感動をいただきました。

アートでまちを豊かに、しかも障害を持つアーティストたちの表現力の力強さを社会に具現化することは、なかなか難しい道ではありますが、今回10回目の「エイブルアート近畿」を兵庫で開催いたします。

期間は11月27日から12月6日まで、場所は神戸兵庫区の神戸アートビレッジセンターです。ぜひご参加くださいませ!