春の特番4月16日から5月14日まで毎週火曜日13時から「メッセージソングの現代史」


メッセージソングの現代史2

4月16日から5週連続でお送りする関西学院大学総合政策学部山中速人研究室春の特番
「メッセージソングの現代史」
東京経済大学山田晴通教授をお迎えして、聞き手山中速人、進行金千秋ですお送りします。
2)1960年代:メッセージソングの時代
◆本日の1曲目
「ベトナムの平和を願う市民の集会」のためにつくられた「死んだ男の残したものは」
谷川俊太郎(1931- ) 作詞(1965年)
武満徹(1930-1996) 作曲
林 光(1931-2012) 編曲
高石 友也(1941- )
現在はアルバム『坊や大きくならないで 高石友也フォーク・アルバム第3集』(1969年)のCDにボーナス・トラック収録。高石は1967年の最初のアルバムにも同じ曲を収めている。
武満徹「メッセージソングのように気張って歌わず、『愛染かつら』のような気持ちで歌って欲しい」と初演時の歌手、友竹正則に伝えたという。『愛染かつら』は映画作品名、当時ちょうどテレビドラマで取り上げられていた。
主題曲は「旅の夜風」(1938年、作詞西條八十、作曲万城目正)
霧島昇・松原操
(一)
花も嵐も 踏み越えて
行くが男の 生きる道
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡を 独り行く

反戦歌、プロテストソング、関西フォークといった文脈、最大のスター、「日本ボブ・ディラン」としての岡林信康
「チューリップのアップリケ」、「手紙」、「山谷ブルース」等々

この場合、単に「伝える」のではなく、聞く者に「行動を促す」歌である点が重要!

◆本日の2曲目
岡林信康(1946- )「私たちの望むものは」
バージョン未決定*******

今ある不幸にとどまってはならない!まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!

私たちの望むものは
歌・詞・曲 : 岡林信康
私たちの望むものは、生きる苦しみではなく、
私たちの望むものは、生きる喜びなのだ!

私たちの望むものは、社会のための私ではなく、
私たちの望むものは、私たちのための社会なのだ!

私たちの望むものは、与えられたことではなく
私たちの望むものは、奪いとることなのだ!

私たちの望むものは、あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは、あなたと生きることなのだ!

今ある不幸にとどまってはならない。
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!

私たちの望むものは、くりかえすことではなく
私たちの望むものは、たえず変ってゆくことなのだ!

私たちの望むものは、決して私たちではなく
私たちの望むものは、私でありつづけることなのだ!

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!

私たちの望むものは<
生きる喜びではなく
私たちの望むものは
生きる苦しみなのだ

私たちの望むものは、あなたと生きることではなく
私たちの望むものは、あなたを殺すことなのだ!

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!

私たちの望むものは、、、、、