この道場では、オリンピアンを育てるのが目的ではなく「敗者に寄り添う」指導を進めておられるそうです。さてこの考え方の根本にあること、それをこれからの日本のスポーツ界は深く思考していかなくてはならないと強く思います。
ゲストは兵庫区で小学生を対象に柔道を教えている高田先生です。
震災時に柔道教室部員の安否を尋ねながら、これまでの指導に疑問を持ったこと、どうやって教室を復活させればよいのか?
答えは、「一人一人の子供たちが、それぞれに掛替えのない存在」と気づいたことから見い出してこられたそうです。
震災を機に取り組みを変えた状況で稽古を続けた結果、最も東京オリンピック柔道で活躍が期待されている 阿部一二三選手 阿部詩選手が育っています。
しかし道場では、オリンピアンを育てるのではなく「敗者に寄り添う」指導を進めておられます。
柔道教室の歴史をたどりながら、地域スポーツ活動による教育問題解決のヒントを得ます。