6月14日第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム、ハロー長田のコーナは長田消防署、大橋出張所消防防災課2係、高良翔太さんにお越し頂きました。
長田消防署に配属されて9カ月経ち、その間に経験した大きな出来事を伺いました。
2月後半と3月中旬に大きな火災があり出動した。火災に応じた出動基準で最大規模の第3出動の火災であった。火災は垂水駅前の市場で、長田は応援に駆け付け、消防車は25台程出動した。到着した時は他の消防はすでに消火活動中で、消火活動する場所を探しまわった。全てが初めての経験で、このような複数の消防が来る場合、全体の指揮は本部指揮隊がとる。
兵庫区の火災は1軒全焼する建物火災であったが、煙が経験したことのないものすごいものであった。面帯という濃煙の場所行入るマスクを着用した。この時にわかったのは、しゃがむとしゃがまないで体感温度が非常に異なる事であった。しゃがむと呼吸もしやすく体感温度は低かった。現場に突入するかどうかは現場指揮官の判断に従うことになっており、侵入統制がかかると誰も内部に入ることは出来なくなる。火事場を見に来る人の規制は、消防団、警察も対応する。
幼稚園に行き防災教育をした。地震が起きた時の行動について、基本的なところを教えている。しかし興味は消防車に乗ることである。
夏が近づき気をつけることは、熱中症、食中毒、ゲリラ豪雨、台風など色んな被害が考えられるので注意してほしい。ゲリラ豪雨は下流は雨が降らなくても上流で豪雨の場合、川の水位が急激に上昇するので注意が必要。
配属されて9ヶ月が経ち、現場の実務経験を通して日々成長し、真摯に消防という職務に向き合う高良翔太さんの姿を通じ、改めて消防に対する信頼を感じました。