9月1日火曜日の放送は、郡山市内の中心部にある行健小学校の土屋光啓校長先生のお話です。
郡山市内の各学校、未だ放射線のモニタリングポストがあります。
(うまく写せませんでしたが、0.132との表示でした)
先生と保護者が協力して、子供たちを守ろうとした取り組み、思いなどについて伺っています。
***************番組リポート:神戸学院大学 江端郁弥
このVoice of FUKUSHIMAは福島県内に住む人々の「声」を世界に発信することを目的としたコンテンツです。
県内には、東日本大震災以後、地震の影響はもとより福島第一原発事故の影響による放射能汚染で苦しむ人々が数多くいます。しかし、時間の経過につれ、その存在は薄れているような気がします。Voice of FUKUSHIMAでは数多くのインタビューを重ねることで災害や事故を風化させないための活動を行います。
★8月25日前半・9月1日後半郡山市内の中心部にある行健(こうけん)小学校の土屋光啓校長先生のお話
福島県中心部にある郡山市立行健小学校校長の土屋さんによる声です。
震災から4年経ったが、居住制限された地域から転入した子どもがいたり、学校給食の放射性物質を確認したりと
4年は経ったが、問題が何も無くなったわけではない。
このような被害がまだ残る中で、土屋さんは人々のコミュニケーションが難しいと言う。
郡山に他地区から来た家族が、周りは誰も知らない中で不安になる。
そのような不安が子どもにも影響し、精神的に不安定になる事例もあるという。
これは、福島だけでなく今の子どもたち全体に言える課題だと考える。
土屋さんは教育者として震災がただ辛いものとして終わらないようにしたいと考えている。
震災に対する思いから優しくなったり、強くなったり出来るように教えていきたいと考えている。
★感想
自分の住んでいる地域に住めないということには、コミュニケーションが難しくなるという面も隠されていると感じた。
その中で、土屋さんも言われたように教育者がプラスに前向きに伝えることで
少しずつコミュニケーションが取りやすい環境になっていくと考える。