8月29日第5土曜日の「KOBEながたスクランブル」は再放送や新しい小さな仲間の声を届けます。


KOBEながたスクランブル 8月22日放送分 再放送パート1

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22日のチベットドキュメンタリー映画「ルンタ」の監督のインタビューを再放送しました。
この映画は22日から大阪十三第七芸術劇場で上映中。
神戸では9月17日から元町映画にて上映予定です。
夏休み中はたくさんのインターンのみなさんが共に活動しているので、リポートは大学生にお願いしました。

****************神戸学院大学の江端郁弥
映画監督の池谷薫さんにお越しいただき、チベットの焼身抗議を基にしたドキュメンタリー映画であり、自身の監督作品の「ルンタ」の背景や制作に至った動機等をお話していただきました。
チベットでは、中国の圧政に対して自らに火を放ち、抗議を示す焼身抗議が後を絶ちません。
池谷監督が初めてチベット人と出会った時とは、チベットを取り巻く状況が大きく変わっていました。
教科書が中国語に変わりつつある。拷問死がある。遊牧民のチベット人が遊牧を取り上げられようとしている。
このような中国政府の弾圧や政策により、チベット人が暮らしづらくなっているために、
このような焼身自殺が今も増え続けている。
中国の中では、日本のみに限らず、この暴力にまみれた世界で慈悲や利他に生きる人々が
どう主張し続けるのかを知る必要があると思います。
私は、抗議の方法として自分の命を犠牲にするのはあまりにも酷だと思いましたが、
そこには自分の受ける悲しみを他人に同じ思いをしてほしくないという気持ちがあることを知り、
その人たちの想いを私たちは受け止めなければいけないと思いました。
12時20分~子どもたちの声パート1
神戸市北区の正英幼稚園の卒業生で現在小学校1年生2年生3年生のお友達の声を届けました。来週9月5日にも再放送します。

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8月27日木曜日に、北区の正英幼稚園卒業生の小学校1年2年3年の10人の子どもたちがキリンバスの乗ってカトリックたかとり教会にある、コミュニティラジオFMわぃわぃを勉強するためにやってきました。小学生のみんなは、1時間半の座学、敷地内見学、ベトナム料理のお昼ご飯、似ていて違う韓国のお菓子を食べた感想をそれぞれ考えて声にしてくれました。♪

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写真は正英幼稚園のキリンバスです。
12時30分~子どもたちの声パート2

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福島県の全村避難している富岡町の今を伝える富岡キッズステーション「レインボーステーション」
この番組もインターン生にレポートしてもらいました。
****************関西国際大学 3回生寺坂一紀

このラジオ番組は富岡町に住んでいた小学生たちが、自分の住んでいた地域の思い出を風化させないために作られた番組である。
震災により戻れなくなった自分たちの地域の現状や避難した人たちの今を伝えるために
小学生たち自らが企画やインタビューを行い作るラジオである。

<感想>
現在では小学校の児童数が900人から20数人まで減ってしまっている。
しかしながら、自分たちの親や大人たち、そして自分たちも生まれた「富岡町」が
どのような町だったのかを記録に残そうとする小学生の強さに驚かされました。
今は戻れないけれど、古くから住んでいた富岡町の人たちに
自分たちのまちがどのようなまちであったか、そしてその思い出はどんなものがあるか
それを聞き、自分の故郷を知ることを通じて世代を超えた交流が行える素晴らしい番組だと思いました。
2015年第2回目の放送では、元役所で働いていた方にインタビューを行い、
自分達の幼稚園が草だらけだったが、今は草を刈ったり除染を行ったりして
震災前の状態を取り戻しつつあることを知ることがこのインタビューでできていました。
県外の私達も復興の兆しが徐々に進んでいることが伝わりました.
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<まとめ>
実際に震災に遭った子供たちの声を聴くことで富岡のことがよく分かるラジオだとお感じました。
この番組を通して福島の復興を応援する人が増えればいいと思います。
KOBEながたスクランブル 8月22日放送分 再放送パート2
13時~

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このコーナー出演PAKS15についてのリポートは、ボランティアスタッフ宮本さんにお願いしました。 ****************ボランティアスタッフ宮本 健一郎

関西の大学生の活動紹介
PAKS15:Power&Action of 関西、ソルト
ソルトとは、ゴミ山で生活する子供たちの支援組織で、PAKS15では、フィリピンの女性が作成したグッズを自転車で移動しながら販売する活動を進めている。
今年は8月30日~9月5日に、京都をスタートに西宮まで14か所のスーパー等において販売し、
教会で寝泊まりしながら移動していく計画。
フィリピン女性が刺繍したタオル等を販売し、売上げの8割を送金、2割が活動費となっている。
フィリピンではゴミ焼却ができないため、山積されている。
フィリピンのゴミ問題と貧困問題が重なったパヤタスの現状を、現地の女性は、パヤタス=ゴミの街のイメージを、刺繍の街に変えたいと考えている。
彼女たちの前向きマインドは、“今、人生を楽しむ”のメンタリティが生み出している。
学生たちは、この活動を通して、「誰のための支援なのか」、活動自体の意義を考えることで、
現地の貧困やお母さんたちの考え、フィリピンの問題に対する理解を深めている。

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刺繍はフィリピンに限らず少数民族のアイデンディティを表現している。
魅力に満ちた商品を手に取ることで、売り手も買い手もフィリピンの文化に想いを馳せたい。
また学生たちは、フィリピンをきっかけに、日本や世界各地の同様の問題、居住の問題にも目を向けかけ始めている。